FRYDAYNIGHT j.league

FOCUS POINT
ここに注目!

試合のみどころ

 代表ウイークを経て2週間ぶりに再開される明治安田J1リーグ。その最初の試合となるのが、29日金曜日の夜に開催される東京Vと京都の一戦だ。ともにアグレッシブな戦いを標榜するチーム同士の対戦なだけに、激しい戦いが展開されることは必至だろう。
ホームの東京Vは今季、16年ぶりにJ1復帰を果たした。しかし、開幕から4試合は勝ちがなく、J1復帰後初勝利を目指す戦いとなる。
開幕戦では終了間際の失点で横浜FMに敗れると、2節の浦和戦でも土壇場で追いつかれ、勝ち切れなかった。3節のC大阪戦でもアディショナルタイムに勝ち越しゴールを奪われてしまった。しかし前節の新潟戦では、90分に翁長 聖のゴールで追いつく粘りを披露。脆さを見せていた終盤に力を発揮できたことは収穫だろう。
チームにはU-23日本代表に名を連ねる染野 唯月をはじめ、イキのいい若手が揃う。しかし直接FKからすでに2得点を決めている山田 楓喜と、同じく2ゴールの木村 勇大は京都からの期限付き移籍で加わっているため、契約上、この試合には出場することができない。攻撃の軸を担う2人の穴埋めが、今節の大きなポイントとなるだろう。
一方の京都は前節、2点のビハインドを一度は追いつく粘りを見せながら、横浜FMに2-3と惜敗。ここまで1勝に留まっている。それでもチームを率いて4年目を迎えた曺 貴裁監督の下で培ってきたスピード感溢れる戦いは今季も健在。マルコ トゥーリオら新戦力も徐々にフィットしてきており、ここからの巻き返しに期待が持てる。
U-23日本代表に名を連ね、チームのキャプテンを務める川﨑 颯太が2試合連続ゴール中と好調なのも頼もしい限り。一方で横浜FM戦で退場となったアピアタウィア 久が今節は出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手が意地を見せたいところだ。
両者のJ1での対戦は2008年まで遡らなければならない。その際はスコアレスドローに終わったが、過去の対戦データはもはや意味を持たないだろう。16年ぶりの一戦は、果たしていかなる決着を見るか。


FOCUS PLAYERS
注目選手

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東京ヴェルディ MF7森田 晃樹
小学生の時からアカデミーで育成された生え抜きの若きキャプテン。卓越したボールコントロールで攻守のつなぎ役を担い、華麗なドリブルや高精度パスで好機を演出。小柄ながら球際に強く、守備でも高い貢献度を示す。
東京ヴェルディ FW9染野 唯月
昨季のJ1昇格プレーオフで値千金のPKを決めたストライカーは鹿島からの期限付き移籍期間を延長し、今季も東京Vの最前線に立つ。両足から力強く正確なシュートを放ち、打点の高いヘッドも売り。ポストワークも秀逸だ。
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京都サンガF.C. MF7川﨑 颯太
22歳にしてキャプテンを務める若き闘将。危機察知能力と鋭いボール奪取を売りとするボランチは、今季はインサイドハーフを主戦に攻撃的に振る舞う。U-23日本代表でも奮闘する逸材は現在2試合連続ゴール中と絶好調だ。
京都サンガF.C. FW23豊川 雄太
欧州でのプレー経験もあるアグレッシブなアタッカー。昨季はキャリアハイの10得点をマークし、不動の存在となった。前線で激しく動いて思い切りの良いシュートを放つ一方、献身的なハイプレスで守備のスイッチを入れる。

MATCH CARD明治安田Jリーグ
フライデーナイトJリーグ対戦カード