FRYDAYNIGHT j.league

FOCUS POINT
ここに注目!

試合のみどころ

 5月3日の金曜日に唯一、ナイトゲームとして開催されるのが名古屋と神戸の一戦だ。勝点1差にひしめく6位と4位の上位対決は白熱の一戦が期待される。
 ホームの名古屋は今季、開幕3連敗と出遅れたものの、4節からは3連勝を含む6戦負けなしと復調。前節の浦和戦こそ敗れたものの、3-1-4-2の布陣から3-4-2-1にシステムを変更し、守備の安定感を手にしたことが好転の要因となっている。米本 拓司と稲垣 祥の盤石の2ボランチに加え、最終ラインでは新戦力の三國 ケネディエブスがフィットしてきている。
 またキャスパー ユンカーを怪我で欠く前線では経験豊富な永井 謙佑とルーキーの倍井 謙が存在感を放つ。得点力に課題を抱えるものの、蘇った堅守を武器に今節もしたたかに試合を進めていくはずだ。
 対する神戸は開幕から安定した戦いを続けている。前節は京都に敗れ3連勝は逃したものの、優勝を成し遂げた昨季同様に強度の高いサッカーで勝点を積み重ねている。
 神戸も名古屋と同様に堅い守りが際立つ一方で、武藤 嘉紀と新戦力の宮代 大聖がともに4得点を挙げるなど、攻撃力も兼ね備える。昨季得点王の大迫 勇也も前節にスタメン復帰し、状態を高めているのも神戸にとっては朗報だ。
 敗れた前節の京都戦では一方的に攻め込みながらもPK失敗を含め決定力を欠き、55分に失った1点を取り返せずに敗れている。チャンスをいかにモノにできるかがこの試合のテーマとなるだろう。
 両者のJ1での通算対戦成績は24勝6分18敗で名古屋がリードするが、昨季の対戦では神戸が1勝1分で上回った。
 互いに強度の高い守備と縦に速い攻撃を備えたチーム同士の対戦となるだけに、ゴール前の攻防が繰り返されるスリリングな一戦となりそうだ。


FOCUS PLAYERS
注目選手

focus player
名古屋グランパス FW18永井 謙佑
在籍通算9年目を迎えた名古屋の象徴的存在。35歳となったが衰え知らずのスピードを武器に相手ゴールに迫るとともに、献身的なハイプレスでもチームを助ける。この試合がJ1通算400試合目のメモリアルマッチとなる。
名古屋グランパス DF20三國 ケネディエブス
今季福岡から加入した期待のセンターバック。身長193センチの高さを誇り空中戦で強さを放つとともに、スピードとフィジカル能力にも優れ、福岡時代にはFW起用されたこともある。新天地では3バックの中央に入り堅守を築く。
focus player
ヴィッセル神戸 FW10大迫 勇也
昨季はMVP&得点王に輝き、神戸に初優勝をもたらした絶対的エース。両足から強烈なシュートを放ち、力強いヘッドも武器。直接FKからもネットを揺らす。強靭なフィジカルを利したポストワークで神戸の戦術を機能させる。
ヴィッセル神戸 FW9宮代 大聖
今季川崎Fから加わったストライカーはCFだけでなく、ウイングもこなす万能型。神戸ではインサイドハーフとして起用され、新境地を開拓。札幌戦では2得点・1アシストの活躍を見せ、ここまでチームトップの4得点を記録する。

MATCH CARD明治安田Jリーグ
フライデーナイトJリーグ対戦カード