FRYDAYNIGHT j.league

FOCUS POINT
ここに注目!

試合のみどころ

 明治安田J1リーグ第34節の川崎FvsG大阪は、10月18日の金曜日にナイトゲームとして開催される。

 ホームの川崎Fは前節、町田を下して、2連勝を達成。順位も10位まで上がり、シーズン終盤に来て調子を取り戻しつつある。

 2試合で9得点と持ち前の攻撃サッカーが機能しており、エリソンと山田 新の2人を前線に置く4-4-2の新布陣に手応えを掴んでいる。ともに2試合連続でゴールを奪っているこの2トップが今節も重要な役割を担うだろう。

 もっとも先週に行われたJリーグYBCルヴァンカップの準決勝では、2戦合計1-6で新潟に敗れている。守備面に不安を残すなかで、いかにこのポイントを修正できるか。四度のリーグ優勝に導いた鬼木 達監督の手腕に注目が集まる。

 対するG大阪は24節から9戦未勝利と苦戦し、優勝争いからは脱落した。それでも前節は札幌を下し、10戦ぶりの白星を手にしている。

 主役となったのは大黒柱の宇佐美 貴史だ。1点ビハインドで迎えた90+4分に同点PKを沈めると、その4分後には値千金の決勝ゴールを奪取。劇的な逆転勝利の立役者となった。

 このエースの存在は頼もしいものの、課題は得点力になる。ここまでリーグ最少失点(28)を誇る一方、37得点はリーグで3番目に少ない数値となっている。宇佐美だけではなく、坂本 一彩ら他の攻撃陣にも結果が求められるだろう。

 15節に行われた前回対戦では、G大阪が3-1と快勝を収めている。この勝利を含め、現在はG大阪が3連勝中。相性的にはアウェイチームが優位とみられるが、川崎Fはホームでリベンジを果たすべく、士気高くこの試合に臨むだろう。

 攻撃力が蘇ってきた川崎Fと、苦境から抜け出したG大阪。上り調子にある両者の激突は、お互いのゴール前を行き来するスリリングな一戦となりそうだ。


FOCUS PLAYERS
注目選手

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川崎フロンターレ MF77山本 悠樹
G大阪から加入した新戦力は今季、なかなか出番に恵まれなかったものの、ここ2試合はともにスタメン出場し、2連勝に貢献。広い視野と判断力を生かしたパスワークを売りとするプレーメーカーは、古巣対戦に燃えている。
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ガンバ大阪 FW7宇佐美 貴史
エースであり、キャプテンを務めるG大阪の大黒柱。あらゆる攻撃スキルをハイレベルに備える一方、今季は身体を張った守備でも貢献するなど、魂のプレーでチームをけん引。前節の2ゴールで今季の得点数を二桁に乗せた。

MATCH CARD明治安田Jリーグ
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