FRYDAYNIGHT j.league

FOCUS POINT
ここに注目!

試合のみどころ

 明治安田J1リーグ第32節の川崎Fvs新潟は、27日の金曜日にナイトゲームとして開催される。
ホームの川崎Fは前節、名古屋に敗れ、連勝はならなかった。順位は15位に下がり、降格圏が背後に迫っている。
名古屋戦ではボール支配で大きく上回りながらも得点は奪えず、逆に2つのゴールを許して0-2で敗れた。大島 僚太が前半のうちに怪我で退いたのは気がかりで、試合終盤に退場となったファンウェルメスケルケン際は今節の試合には出場できない。
苦しい台所事情で迎えるなか、ポイントとなるのは守備面だろう。4試合連続で複数失点を喫しており、このポイントの修正が重要なテーマとなる。高井 幸大と佐々木 旭の2センターバックを軸に新潟のパスワークに対抗しながら、攻撃へと転じていきたい。
 対する新潟は前節、神戸に敗れて2連敗となった。順位も12位まで後退している。
こちらの課題も守備面になる。2試合連続で3失点を喫しており、再浮上のためには修正が求められるだろう。
一方で攻撃は長倉 幹樹、小野 裕二の2トップが好調を維持する。遅攻と速攻を織り交ぜた組織的な攻撃の完成度の高さもリーク屈指で、同じく攻撃サッカーを標榜する川崎Fに対しても、怯むことなく立ち向かっていくはずだ。
 昨季のリーグ戦では2戦2勝。今季19節の対戦では引き分けに終わったが、新潟にとって川崎Fはここ3試合負けていない相手でもある。今回はアウェイとはいえ、その相性の良さをもってして、アグレッシブな戦いを見せるだろう。
一方の川崎Fとすれば反骨心に加え、残留争いに巻き込まれかねない危機感も備わる。闘志あふれるプレーを持ち味とする山田 新や、頼れるベテランの家長 昭博らが果敢にゴールへと向かっていくはずだ。
ともに現在の調子はいいとは言えないものの、確かな技術と攻撃の形が備わるだけに、質の高い攻防戦が繰り広げられるだろう。多くのゴールが生まれる激しい打ち合いとなる可能性も高い。


FOCUS PLAYERS
注目選手

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川崎フロンターレ MF19河原 創
今夏に鳥栖から加入した期待の新戦力。衰え知らずの運動量を武器に所狭しとピッチを駆け回り、鋭く寄せてボールを奪い取る。危機察知能力に優れるボランチはキックの精度も高く、的確な縦パスで攻撃のスイッチを入れる。
川崎フロンターレ DF2高井 幸大
今夏のパリ五輪に出場し、9月には日本代表デビューを飾ったセンターバックの超逸材。身長192センチの高さを利した空中戦の強さに加え、スピードを生かしたカバーリングにも定評。足元の技術も備えた末恐ろしい20歳だ。
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アルビレックス新潟 FW7谷口 海斗
2020年にJ3で得点王に輝いた実績を持つストライカーは、身体を張ったプレーで泥臭くゴールに迫っていく。エリア内での動きに秀で、遠目からでも枠を捉えるシュートの精度も高い。今季はチームトップの10得点を記録。
アルビレックス新潟 FW27長倉 幹樹
地域リーグからは這い上がってきた苦労人は、スピードを生かした背後への飛び出しでゴールを量産するストライカー。ルヴァンカップの準々決勝第1戦では町田相手に4ゴールを叩きこみ、ベスト4進出の立役者となった

MATCH CARD明治安田Jリーグ
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