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FOCUS POINT
ここに注目！

試合のみどころ

　8月16日の金曜日にナイトゲームとして開催される札幌vs鳥栖は、ともに残留争いに苦しむ20位と19位の対戦となった。

ホームの札幌はここまでわずか3勝と苦戦が続いている。2節から5連敗、15節からは8連敗を喫するなど、結果を出せない時期が長く続いた。

それでもここへきて、好転の兆しが見えている。23節の神戸戦に引き分けると、24節では浦和を撃破。25節の横浜FM戦には敗れたものの、前節は終了間際のゴールで追いつき、福岡と引き分けた。

ここ3試合はいずれも複数得点と課題の決定力不足が解消されつつある。今季復帰した鈴木 武蔵が調子を上げており、怪我明けの浅野 雄也も攻撃に勢いをもたらしている。大﨑 玲央、パク ミンギュら今夏に加入した新戦力も着実にフィットしてきているだけに、ここからの巻き返しに期待が持てそうだ。

対する鳥栖も開幕から結果を出せず、23節から今季三度目の3連敗を喫すると、川井 健太監督を解任。前節より木谷 公亮新体制下でリスタートを切っている。

その試合では終了間際にマルセロ ヒアンのPKで追いつき、浦和と引き分けた。連敗を止めるだけではなく、内容的にも今後につながる戦いを見せている。

長沼 洋一、菊地 泰智、横山 歩夢ら今夏に多くの主力が移籍したのは痛手ながら、Ｃ大阪から経験豊富な清武 弘嗣を補強。FC東京からはジャジャ シルバを獲得するなど、素早い対応で戦力を維持。木村 誠二ら成長著しい若手も多く揃うだけに、残留に向けてここから勢いを加速させていくはずだ。

両者は今季の2節で対戦し、鳥栖が4-0と快勝を収めた。もっとも名前が変わったばかりのホーム「大和ハウス プレミストドーム」で戦う札幌は、リベンジの想いを強く持っているはずだ。知将、ペトロヴィッチ監督の手腕にも注目が集まる。

ともに攻撃スタイルを標榜する両者の激突は、多くのゴールが生まれる激しい撃ち合いが期待される。


FOCUS PLAYERS
注目選手

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北海道コンサドーレ札幌 MF18浅野 雄也
昨季はチームトップの12ゴールを挙げ、エースへと成長。今季は負傷離脱を余儀なくされたが、25節の横浜FM戦で復活のゴールを決めた。スピード豊かなドリブルでサイドを切り裂き、鋭いカットインから左足を振り抜く。
北海道コンサドーレ札幌 FW7 鈴木 武蔵
4シーズンぶりに復帰した長身ストライカー。スピードとフィジカルの強さを併せ持ち、鋭い裏抜けからゴールを陥れる。今季は開幕からなかなか結果を出せなかったが、24節の浦和戦で2得点を決めるなど調子を上げている。
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サガン鳥栖 FW99マルセロ ヒアン
横浜FCから加入したブラジル出身の22歳のストライカーは、身長188センチの高さに加え、スピードも併せ持ち、力強くゴールに迫っていく。今季はここまでリーグ4位の12得点を記録。前回対戦でも先制点を挙げている。
サガン鳥栖 MF55清武 弘嗣
今夏にＣ大阪から加入した経験豊富なアタッカー。正確な技術に加え戦術眼も高く、リーグ屈指の攻撃スキルを備える。近年は怪我に苦しむも今季はコンディションを高めつつあり、残留争いに苦しむ鳥栖の救世主となれるか。

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