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FOCUS POINT
ここに注目!

試合のみどころ

 明治安田J1リーグは12日の金曜日の夜に第8節の柏vs浦和が開催される。
ホームの柏は今季、開幕戦で京都と引き分けたものの、2節で神戸、3節には磐田を下し、2連勝を達成。開幕3戦無敗と好スタートを切った。ところが4節の名古屋戦に敗れると、その後は3試合連続ドローと勝ち切れない試合が続いている。
7試合で6失点と安定した守備が光る一方で、今季はまだ一度も複数得点を記録できておらず、攻撃面に課題を抱えている状況だ。
最終ラインを支えるのは昨季途中まで浦和に在籍した犬飼 智也だ。昨季は期限付き移籍だったため浦和との試合には出場できなかったが、完全移籍に移行した今季は古巣との一戦に出場可能となる。
一方、U-23日本代表に選出された細谷 真大と関根 大輝が不在となる。前者は今季、まだ無得点とはいえ柏のエースと言える存在であり、後者はルーキーながら右サイドバックのレギュラーとして活躍している。2人の穴をいかに埋めるかも、この試合のテーマとなるだろう。
対する浦和は開幕2試合未勝利と出遅れたが、3節に札幌を下して初勝利を挙げると、5節の福岡戦、そして前節の鳥栖戦にも勝利を収め、ここまで3勝2分2敗で上位に顔を出している。
7試合で12得点はリーグトップタイ。攻撃サッカーを標榜するペア マティアス ヘグモ監督のスタイルが着実に浸透している印象だ。
なかでもカギを握るのは清水から加入したチアゴ サンタナだ。開幕から4試合ゴールがなかったが、5節の福岡戦で初ゴールを挙げると、そこから3試合連続ゴールを記録。2022年にJ1得点王に輝いたブラジル出身のストライカーが調子を上げてきたのは好材料だろう。
一方、7試合で10失点の守備面にやや不安を抱えている。大黒柱のアレクサンダー ショルツを怪我で欠くなか、他の守備陣の奮起が求められるだろう。また浦和では大畑 歩夢がU-23日本代表に選出されており、この試合には出場することができない。
昨季の対戦では浦和が2戦2勝と柏を上回ったが、果たして今回はいかなる決着を見るか。リベンジを狙う柏か、エースが好調を維持する浦和か。春の夜を熱くする激しい戦いが期待される。


FOCUS PLAYERS
注目選手

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柏レイソル MF10マテウス サヴィオ
在籍6年目を向けたブラジル出身のナンバー10。果敢な仕掛けと鋭いターンで敵陣を切り裂き、正確かつパワフルな一撃でゴールを陥れる。最後まで走り切るスタミナも併せ持ち、労を厭わぬハイプレスでチームを助ける。
柏レイソル FW15木下 康介
京都から加わった大型ストライカー。身長190センチの高さに加え、技術とスピードも併せ持ち、様々な形からネットを揺らす。今季はすでに3ゴールと得点源として存在感。2021年に在籍した古巣相手にゴールを奪えるか。
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浦和レッズ MF3伊藤 敦樹
日本代表にも名を連ねるパワフルなボランチは、最終ラインの手前で防波堤となり、果敢な攻撃参加で決定機に絡むリーグ屈指のボックス・トゥ・ボックスだ。遠い距離からでも高確率で枠を捉える強烈なミドルも武器とする。
浦和レッズ FW12チアゴ サンタナ
2022年のJ1得点王が清水から加入。鋭い動き出しと強烈な左足ショットを武器とし、エリア内でクロスに合わせる動きにも長ける。6節のFC東京戦では驚愕のロングシュートを決めるなど現在3試合連続ゴール中と絶好調だ。

MATCH CARD明治安田Jリーグ
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