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ここに注目!

試合のみどころ

 2月23日に2024シーズンのJリーグが幕を開ける。同日の夜に開催されるのが名古屋vs鹿島だ。ともに優勝経験を持つ“オリジナル10”同士のビッグマッチとなる。
 就任3年目を迎える長谷川 健太監督の下、今季の名古屋は戦力を大きく入れ替え、新たなシーズンへと挑む。中谷 進之介、藤井 陽也ら主力が抜けた最終ラインにはハ チャンレ、三國 ケネディエブスらを補強。両翼には山中 亮輔、中山 克広らを加え、より攻撃的な陣容を手にした。  最前線には昨季、チーム得点王のキャスパー ユンカーを完全移籍に移行させ、昨季は福岡を躍進に導いた山岸 祐也、日本での実績十分なパトリックを加えている。
 堅守速攻のイメージが強い名古屋だが今季は能動的なスタイルを採り入れながら、2010年以来のタイトル獲得を目指す。
 一方の鹿島は岩政 大樹監督が退任し、後任にランコ ポポヴィッチ監督を招聘。かつてFC東京やC大阪などを率いた指揮官の下でリスタートを切る。
 戦力的には大きな変化はなく、昨季の主力がそのまま中軸を担うだろう。新戦力ではセルビア出身のストライカー、チャヴリッチとドリブラーのギリェルメ パレジが注目選手となる。
 新戦力は少ないとはいえ、既存の選手に実力者が揃う。最終ラインには植田 直通と関川 郁万が君臨し、中盤にはベテランの柴崎 岳をはじめ、日本代表にも選ばれた佐野 海舟、多彩なキックを操る樋口 雄太ら多士済々のタレントが並ぶ。そして最前線には大黒柱の鈴木 優磨の存在がある。
 この豊富なタレント陣を新監督はいかにまとめ上げるのか。その手腕に注目が集まる。
 昨季の両者の対戦成績は1勝1敗の五分。今回もお互いに譲らない白熱の一戦が繰り広げられるだろう。
 新たなスタイルを標榜する名古屋か、新監督の下で常勝軍団復活を目指す鹿島か。シーズンの行方を占う重要な一戦となることは間違いない。


FOCUS PLAYERS
注目選手

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名古屋グランパス FW77キャスパー ユンカー
鋭い動き出しと巧みなフィニッシュワークでゴールを量産するデンマーク出身のストライカー。浦和からの期限付き移籍で加入した昨季はチームトップの16得点をマーク。今季より完全移籍に移行し、真の名古屋のエースに。
名古屋グランパス FW11山岸 祐也
高い決定力を誇る期待の新戦力。福岡時代には2年連続二桁得点を記録しクラブの初タイトル獲得に大きく貢献した。高さと機動力を備え、ゴールのバリエーションも豊富。トップ下でもプレー可能な万能型のストライカーだ。
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鹿島アントラーズ DF55植田 直通
欧州で経験を積み、昨季復帰した最終ラインの絶対軸。恵まれた体躯を生かし、対人プレーの強さは地上戦でも空中戦でも群を抜く。ラインを束ねる統率力に加え、カバーリング能力も一級品。鋭いフィードで攻撃の起点にも。
鹿島アントラーズ MF25佐野 海舟
ボール奪取能力に優れるボランチはJ1初挑戦の昨季、圧巻のパフォーマンスを見せつけて大きく飛躍。日本代表にまで上り詰め、今年1月のアジアカップにも出場した。鋭い出足で攻撃を食い止め、力強くボールを前に運ぶ。

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