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明治安田J1リーグ第22節 7.5 FRI 19:00KO エディオンピースウイング広島

広島

神戸

FOCUS POINT
ここに注目!

試合のみどころ

 明治安田J1リーグ第22節の広島vs神戸は、7月5日の金曜日の夜に開催される。勝点34で7位の広島と、同37で4位の神戸の激突は、ともに優勝争いに踏みとどまるためにも負けられない一戦となる。

広島は前節、川崎Fと引き分け、2試合連続のドローとなった。今季の広島は勝ち切れない試合が目立ち、引き分けはここまでリーグ最多の10試合を数える。リーグ最多の37得点を記録しているものの、ここ3試合はいずれも1点止まり。複数得点を記録することが勝利へのポイントになりそうだ。

中盤を支えていた川村 拓夢と経験豊富な野津田 岳人が移籍したなか、中盤の選手層に不安を残す。そのなかで前節、ボランチ起用された満田 誠が復活のゴールを決めたのは好材料。また後半からピッチに立った18歳の中島 洋太朗も堂々たるプレーを見せており、この2人のパフォーマンスが今節もカギを握りそうだ。

対する神戸は前節、鹿島に快勝を収め、3試合ぶりに勝点3を手にしている。こちらも得点力に課題を残すなか、8試合ぶりに複数得点を記録した。ここ4試合で3得点と武藤 嘉紀が好調を維持する一方、7試合ゴールから遠ざかっていた昨季得点王の大迫 勇也も結果を出しており、再び攻撃に勢いが生まれていくはずだ。

一方で神戸の武器は堅い守りにある。ここまで16失点はリーグで最も少ない数字だ。つまりこの試合は最多得点チームと最少失点チームのいわば“矛盾対決”となる。

3月に行われた前回対戦ではスコアレスドローに終わっており、昨季の対戦も1勝1敗の五分だった。実力伯仲の両者はともに高いプレー強度を保ち、縦に速い攻撃を標榜するだけに、目まぐるしく攻守が入れ替わるハイインテンシティの戦いが予想される。各エリアで繰り広げられる局面の争いを制したほうが勝利に近づくことになるはずだ。

攻めの広島か、守りの神戸か。いずれにせよ、ハイレベルな一戦となることは間違いない。


FOCUS PLAYERS
注目選手

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サンフレッチェ広島 GK1 大迫 敬介
日本代表に名を連ねる広島の絶対守護神。果敢に前に飛び出すアグレッシブなプレーが持ち味で、至近距離からのシュートにも驚異的な反応を見せる。前回対戦では好セーブを連発し、敵地での勝点1獲得に大きく貢献した。
サンフレッチェ広島 FW77大橋 祐紀
決定力不足の課題を解消すべく、湘南から加入したストライカー。エリア内で身体を張り、泥臭くネットを揺らす一方、単独打開からでもゴールを奪うことができる。ここまでチーム最多の9得点を記録し、広島の新エースに。
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ヴィッセル神戸 GK1前川 黛也
元日本代表GKを父に持つサラブレッドだ。身長191センチの高さを備えクロス対応に自信を持つ一方、体躯を生かしたダイナミックなセービングも売り。足業にも磨きがかかり、日本代表にもコンスタントに招集されている。
ヴィッセル神戸 FW10 大迫 勇也
高い決定力とパワフルなポストワークを備える日本を代表するストライカー。昨季はMVPと得点王をW受賞し、神戸の初優勝の立役者となった。警戒が強まる今季は得点数が減少も、前節に結果を残し、復調の気配を見せる。

MATCH CARD明治安田Jリーグ
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