FRYDAYNIGHT j.league

FOCUS POINT
ここに注目!

試合のみどころ

 明治安田J1リーグ第33節の福岡vs名古屋は10月4日の金曜日にナイトゲームとして開催される。 両者の状況は対照的だ。
ホームの福岡は前節、鳥栖とスコアレスドローで終了。これで11試合勝利なしとなった。
深刻なのは得点力不足だ。11試合のうち7試合で得点がなく、ここ4試合連続でノーゴールとなっている。失点数33はリーグで5番目に少ないものの、28得点はリーグでワーストの数値となっている。
シャドーには紺野 和也、岩崎 悠人と技術とスピードに優れるタレントが並び、最前線には長身ストライカーのウェリントン、あるいはここまでチームトップの9得点を記録するイラン出身のシャハブ ザヘディの存在もある。いい形で彼らを生かすことができれば、得点の匂いは漂うはずだ。
また質の高いセットプレーも備わるだけに、CK、FKの機会をどれだけ増やせるかも、この試合のポイントになるだろう。

一方の名古屋は一時期の不調から脱し、現在は3連勝と勢いに乗る。前節は磐田に2-0と快勝を収めた。
復調を導くのは永井 謙佑だ。スピードを武器とするベテランストライカーは、最前線に立ち、ハイプレスを仕掛けながら、鋭い裏抜けでゴールに迫る。ここ3試合で2得点・2アシストと4つのゴールに絡んでおり、その存在は相手に脅威を与えている。
他にも森島 司と和泉 竜司の2シャドーが好調を維持し、ベンチにはパトリック、キャスパー ユンカーと強烈なタレントが控える。
一方で守護神のランゲラックを軸とした守備も安定感抜群で、ここ3試合はすべてクリーンシートとますます磨きがかかっている。
今節は中盤を支える椎橋 慧也が出場停止となるのは痛手ながら、攻守両面で良い状態にあるだけに、したたかに試合を進めていくはずだ。

前回対戦はスコアレスドローに終わったこのカード。ともに堅い守りを備えているだけに、1点を争う緊迫した展開が予想される。その守りをいかに崩していくのか。両チームのストライカーがカギを握りそうだ。


FOCUS PLAYERS
注目選手

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アビスパ福岡 FW17ウェリントン
強靭なフィジカルを誇るストライカーは、身長186センチの高さを武器に最前線で存在感を放つ。空中戦勝利数はリーグ2位を記録。ロングフィードを確実に処理し、クロスには果敢に飛び込んで豪快なヘッドを叩きこむ。
アビスパ福岡 MF8紺野 和也
キレのあるドリブルで攻撃を活性化する左利きのアタッカー。狭い局面をするすると掻い潜り、意表を突くスルーパスや正確なクロスでチャンスを量産。鋭いカットインからパンチの利いたシュートを放ちネットも揺らす。
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名古屋グランパス FW18永井 謙佑
在籍9年目を数える35歳のストライカー。衰え知らずのスピードを武器に、鋭い裏抜けからゴールを量産する。献身的なハイプレスでも味方を助けるベテランは今季、史上31人目となるJ1通算400試合出場を達成した。
名古屋グランパス MF14森島 司
技術と機動力を併せ持つスキルフルな司令塔だ。広範囲に動いてボールを引き出し、正確なパスワークで好機を演出。機を見てエリア内に飛び込んで、鋭く右足を振り抜く。直接ネットを揺らせるプレースキックの精度も高い。

MATCH CARD明治安田Jリーグ
フライデーナイトJリーグ対戦カード