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川崎F
川崎F
今季のみどころ
例年タイトルを唯一無二の目標として掲げてきた川崎Fにとって、クラブ創設20周年にあたる今季のタイトルへの意気込みは強い。
中村憲剛、大久保嘉人という「日本でもトップ5のうちの2選手(庄子春男GM)」が在籍しており、また彼らの脇を固めるタレントにも厚みが出てきておりその目標は到達可能なものとして認識できよう。
初戴冠の目標を立てる中、昨季の年間6位という成績を振り返る必要がある。その一環として新体制発表会見の場で庄子GMは失点について言及している。48失点が昨季下から7番目タイの数字である旨を説明。さらにセットプレー絡みの失点が15に上っており、この改善の必要性を口にしている。
そこで獲得したのが韓国代表のチョン ソンリョン。ブラジル人のエドゥアルド ネット、そして五輪予選を勝ち抜いた奈良竜樹だ。3選手ともキャンプでは良い準備ができており、守備面での改善が期待できそう。
庄子GMはまた攻撃についても説明。3年連続得点王の大久保の在籍は大きいがそれに次ぐ得点者に二桁ゴールを決めた選手が居ないことを指摘している。昨季はシーズン中にレナトが中国へと移籍しており、この穴を埋めきれなかったのがその一因であろう。
昨季は小林悠、登里享平、田坂祐介といった選手が負傷のためフルに活躍できておらず彼らが年間を通じてコンスタントに出場できればこの穴はある程度埋まるはず。また「点に絡める選手ということで(庄子GM)」獲得した森本貴幸、狩野健太、大塚翔平、長谷川竜也、原川力の5選手がメンバー争いに加わることで高い水準のポジション争いの実現を期待したいところ。
クラブハウスが新築され、選手たちをバックアップする体制は整っている。あとは選手たちのピッチでの大活躍を期待するばかりだ。
Reported by 江藤高志
開幕時の予想布陣
攻撃面では4年連続得点王に挑戦する大久保嘉人が軸となる。周りを活かすことで自らのチャンスを拡大してきた大久保をサポートするのはケガから復帰しフル稼働が期待される小林悠と新加入の狩野健太だ。彼ら技術の高い選手のコンビネーションは相手にとっては厄介なものになるはず。
中盤では既存選手の牙城は高そう。今季もキャプテンに就任した中村憲剛はもちろん、五輪予選から復帰の大島僚太がすんなりとチームに馴染めており、新10番の存在感を示しつつある。トップ下に入る森谷賢太郎は持ち味の運動量を発揮して攻守に顔を出すはずだ。
最終ラインは3バックと4バックの両方が試されている。最終的にどちらに収斂するかはわからないが、4バックで臨むのだとするとこの並びが有力。川崎Fはボール支配率で相手を上回る試合展開が多いが、その弊害としてカウンターによる逆襲に苦労させられてきた。そういう意味で、新加入の奈良竜樹は持ち前の1対1の強さで貢献してくれそう。その奈良とコンビを組むのは、はじめて副キャプテンの重責を担うことになる谷口彰悟。彼ら若きセンターバックセットの完成度がどこまで高まるのかが川崎Fの守備の安定感を左右することになる。
GKに関しては韓国代表として実績を積み重ねてきたチョン ソンリョンの存在感は大きい。その体の大きさからまさにゴール前に立ちはだかる壁に。また機敏さも持っており、守備範囲も広い。GKはこのソンリョンが軸となりそうだ。
Reported by 江藤高志
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