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実は9年前から思い描き続けてきた“トガウディ計画”。結実の時を迎えるか

今季のみどころ

2014年シーズン途中からの指揮となるが、クラブ幹部も冨樫剛一監督自身も今季を「3季目」と捉えている。それ以前にアカデミー監督・コーチとして7年間種を撒き、直接育てて来た秘蔵っ子たちが中心のチームだ。1年目、残留争いという苦境を乗り越え発芽。2年目の昨季は、5連勝、3位浮上を経験するなど急成長を遂げ、蕾をつけた時期もあった。迎える3年目の今年、いよいよ大輪咲かせることができるか。

昨季の最も大きな課題が得点力不足である。ボールを保持しながらも引いた相手を崩せず苦戦し、プレーオフ進出を逃した。その改善策に、クラブは大型補強ではなく、既存選手たちの伸びしろを選んだ。指揮官も「まだまだ連携を深めていけるし、個々も成長できる。何より、みんな本当に去年の悔しさをもって取り組んでいる」と、雪辱に燃えるポテンシャル高い攻撃陣に全幅の信頼と期待を寄せている。

攻撃の鍵として、同監督は「ランニングの質と浮き球」を挙げる。足元が得意な選手が多く、グラウンダーのパスが多い中、クロスを含めたいろいろな種類の“浮いた球”で攻撃の手段を増やしていく狙いだ。高木善朗、南秀仁、杉本竜士、平本一樹といった、発想と遊び心ある生え抜きたちが、浮き球をどのようにバリエーションに加えていくか、楽しみにしたい。また、もう1つの策として、失点を減らすことで得失点差のプラス値を上げていく考えも選手たちに浸透させている。DF陣の奮闘も、攻撃力アップに直結する重要なファクターとなる。

昨年まで積み重ねてきたベースをより深め、前に進み、自分たちの価値を高めていく。『深化、進化、真価』の3つの「シンカ」を、冨樫監督は今季のテーマに掲げる。今オフに訪れたスペイン・バルセロナの象徴的建造物『サグラダファミリア』で閃いた冨樫監督による『ガウディ計画』、名付けて“トガウディ計画”完成へ向けたヴェルディの奮闘に、ぜひご注目あれ。

Reported by 上岡真里江

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