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熊本
熊本
今季のみどころ
創設12年目、J2での戦いも9年目となる今シーズン、クラブが掲げるスローガンは『+(プラス)ONE 絆 180万馬力』だ。
昨シーズンまで2年間指揮を執った小野剛前監督が退任し、2010年から4人の監督の下でヘッドコーチを務めた清川浩行新監督が就任。昨年熊本ユース監督を務めた財前恵一氏がヘッドコーチ、福岡U-18監督だった久藤清一氏がコーチとなり、3人のS級保持者が力を合わせる「3S(スリーエス)体制」でチームを率いる。
スタッフ陣が一新し、また昨季の主力選手が移籍するなど顔ぶれは変わったものの、14年に立てた5カ年計画に則って、現場もフロントもこの2年間で築いた土台や方向性を継承・継続する方針。1人1人が今までの力に何か1つを加え、上積みすることでチーム全体の力を高め、180万県民との絆を引き続き強めていく――。クラブスローガンには、そんな意思が込められている。
したがってチームの目指すスタイルも、積極的なプレッシャーをベースにした“ボールを奪いに行く守備”が基本。運動量と切り替えで相手を上回り、攻撃に転じては複数の選手がボールに関わりながら相手ゴールに迫り、チャンスや得点を増やしていく狙いだ。
昨シーズンは13位に終わったものの、リーグ戦終盤までJ1昇格プレーオフ進出の可能性を感じさせる戦いを見せた。『県民に元気を 子どもたちに夢を 熊本に活力を』という創設時からのクラブ理念を実現すべく、今シーズンも昇格プレーオフ進出を目指す。
Reported by 井芹貴志
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