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神戸
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高橋 秀人や田中 順也ら即戦力が新加入。初戴冠への“ピース”揃う

今季のみどころ

昨季2ndステージ2位、年間7位とクラブ記録を更新した神戸。11得点でチームに貢献したペドロ ジュニオールが鹿島へ移籍したものの、今オフはそれを忘れさせるほどの大型補強に成功。1月20日の新加入選手発表記者会見では指揮官の口から「3年ぶりにタイトルを狙えるチームを指揮できる。やり甲斐を感じている」と力強い言葉も飛び出した。戦力的に見れば“台風の目”から“本命”にシフトしたと言っていい。

興味深いのはネルシーニョ・チルドレンのCB渡部 博文とFW田中 順也の加入だろう。渡部は磐田へ移籍した高橋 祥平の穴埋めではなく、新しいDFリーダーとしても期待される。沖縄キャンプを「フィジカル面も戦術面も含め内容の濃い10日間だった」と話すように、すでに神戸の戦い方を理解。スタメンが確約されたわけではないが、かなりの手応えがあったようだ。

また、柏時代に指揮官とともに数々のタイトルを手にしてきた田中順も「キャンプではかなり走り込んでフィジカルもいい感じに上がった。神戸ではゴールという結果を残さないと評価されないので、常に結果にこだわりたい」と、すでに戦闘モードに入っている。レアンドロや橋本和ら“チルドレン”とも即フィットするだろうと考えれば、この2人の加入はとてつもなく大きいと言えそうだ。

さらにFC東京からボランチ高橋 秀人、G大阪からMF大森 晃太郎、湘南からFW大槻 周平らJリーグで実績を残している選手も加入。キャプテン2年目の渡邉 千真は「まだゲームをしてないので何とも言えないけれど、選手層は昨年以上に厚い。キャンプでは、すでにチーム一丸の雰囲気もできていたので開幕が楽しみ」と話す。

ネルシーニョ体制3年目。3度目の正直ならぬ“3年目”の正直でクラブ初タイトルを狙う。

Reported by 白井 邦彦

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