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G大阪
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今季のみどころ
昨年は、国内の全大会で優勝争いを繰り広げ、かつ3年ぶりの参戦となったAFCチャンピオンズリーグでもベスト4進出を果たすなど、『三冠王者』のプライドを示したガンバ大阪。だが、結果的に『タイトル』はFUJI XEROX SUPER CUPと天皇杯に終わった悔しさもあってだろう『長谷川ガンバ』として4年目に突入した今季は「それを確実に『タイトル』へと繋げていくことが最大目標」だとFW宇佐美貴史。それを求めるべく戦力には、近年では最も多い37名の選手が揃えられた。
これは、今季よりJ3リーグに参戦するU-23チームの発足を睨んでのことだが、一方で、ハードスケジュールをものともしない『選手層』の厚さを求めるためでもある。もっともシーズンが始まれば、普段の練習からチームは二分され、U-23チームは今年からG大阪のアシスタントコーチに復帰した實好礼忠が兼任でU-23監督を預かることになるが「實好コーチらと随時、連携をとりながら、チームに更なる競争意識を植え付けたい」と長谷川健太監督は言う。実際、これまで以上にポジション争いが激化すれば、それは選手のプレーの質や意識の変化ということはもちろん、確実に『選手層の厚み』にも繋がっていく。と同時にそれは、全タイトルを狙いに行くための、大きな武器になることだろう。
「戦力は増えましたが、全選手を適材適所で使いこなせなければ、宝の持ち腐れになってしまう。そのことを肝に命じ、選手同士の競争の激化によって生まれるプラスアルファの力をうまく融合させながら、チームを動かしていこうと思っています(長谷川監督)」
注目はFWアデミウソンとMF藤本淳吾、FW呉屋大翔らが加わった攻撃力だ。もともと、前線には昨年チーム最多ゴールを挙げたFW宇佐美をはじめ、FWパトリック、MF大森晃太郎、MF倉田秋、MF阿部浩之ら、豪華な顔ぶれを揃えているG大阪だが、既存の選手とは違う武器、特徴をもった選手の加入は明らかに攻撃の幅を広げ、得点力アップにも繋がるはず。となれば、長谷川監督が今季のJ1リーグにおける目標値として定めている『勝点70、得点60、失点30、得失点差+30』も確実に捉えられるに違いない。
Reported by 高村美砂
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