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FIFAクラブW杯ジャパン2016

チケット情報鹿島が日本勢初の決勝進出!12/18(日)決勝でレアル・マドリードと対戦!

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クラブ・アメリカ 基本フォーメーション

メキシコを代表するイーグルス(クラブ・アメリカの愛称)が、創立100周年の記念の年に2年連続7度目の北中米カリブ海王者となり、日本への切符を手にした。4月に行われたティグレスとのCONCACAFチャンピオンズリーグ決勝では、同大会が現在の名称となってから初めて2試合ともに勝利を収め、文句なしの優勝を飾った。

ただし、8カ月前と現在のチーム状況はやや異なる。その決勝の第1戦で先制点を決めるなど、1年半にわたって前線を牽引していたダリオ ベネデットが6月に去り、9月にはイグナシオ アンブリッツ監督が更迭。リカルド ラ ボルペ監督が後を引き継いだ。2006年ワールドカップでメキシコ代表を率いたこのアルゼンチン人指揮官は、相手や状況によってシステムと戦術を使い分けながら守備を改善し、不安定だったチームを立ち直らせた。就任以降、国内リーグでいまだ無敗を誇る64歳の監督は日本に到着した直後に、「我々の能力と強さを示す絶好の機会になる」と自信をうかがわせた。

実際、地域屈指の資金力を有するクラブには中南米の実力者たちが集う。決勝でのゴールを含めて昨季のCONCACA CLで5得点を挙げたミカエル アロージョ、6月に新加入してすぐさまレギュラーとなったシルビオ ロメロ、ロンドン五輪の金メダリストであるオリベル ペラルタがフォワードのポジションを争い、CONCACAF CLで最優秀選手に輝いたルーベンス サンブエサと、エースナンバーを背負うテクニシャンのオスバルド マルティネスがストライカーたちを巧みに操る。仲間に安心感を与えるベテランGKモイセス ムニョスと、堅実でタフな守備がウリのパブロ アギラールを中心とした守備陣も簡単に崩されることはない。

初戦の相手はちょうど10年前に、同じくこの大会の準々決勝で対戦した全北。この時は1-0で勝ちきり、バルセロナとの準決勝に駒を進めた。逆に昨年は広州恒大に1-2と競り負けているが、「我々の使命は(昨年の)リベンジにある。全てを出しきり、記念の年をさらに良いものにしたい。私たちに限界はない」と守護神ムニョスは雪辱を誓った。北中米随一の名門は100周年をいかなる形で締めくくることになるだろうか。

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