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FIFAクラブW杯ジャパン2016

チケット情報鹿島が日本勢初の決勝進出!12/18(日)決勝でレアル・マドリードと対戦!

アトレティコ・ナシオナルアトレティコ・ナシオナル

アトレティコ・ナシオナル 基本フォーメーション

1947年に創設されたアトレティコ・ナシオナルは15回の国内リーグ優勝を誇る、コロンビアの代表的なクラブだ。“レイ・デ・コパ”(カップ戦の王様)の異名が物語る通りカップ戦に強く、今年のコパ・リベルタドーレスではコロンビア勢として初となる2度目の優勝を飾った。

初めて南米王者となったのはレネ イギータらを擁した1989年だったが、その年のインターコンチネンタルカップ(トヨタカップ)ではフランコ バレージやマルコ ファン バステン、フランク ライカールトらの揃うACミランに延長戦の末に0-1で敗れており、今大会で初の世界一を目指す。

2003年ワールドユースでU-20コロンビア代表を3位に導き、ホンジュラスに2010年ワールドカップ出場権をもたらしたレイナルド ルエダ監督は、クラブ伝統の魅力的な攻撃サッカーを踏襲。短いパス交換からサイドアタックを仕掛け、コパ・リベルタドーレスでは10人の選手が全25得点を記録した。それを支えるのが、主将のアレクシス エンリケス シャルレスを中心とした堅守だ。南米の頂点に立つまでの14試合で無失点試合は9を数え、総失点はわずかに6だった。

7月のコパ制覇から現在までに移籍していったレギュラークラスは少なく、指揮官もパラグアイ代表からの就任要請を断っており、戦力はほぼ維持されている。しかし現在、選手たちの多くは先月末に起こったシャペコエンセの墜落事故により、精神的なダメージを負っている。悲劇に見舞われたブラジルのクラブは、コパ・スダメリカーナ決勝第1戦でナシオナルと戦うために飛行機でメデジンへ向かっているところだったのだ。

「(あの事故によって)複数の選手が精神的に参っている。(日本への)22時間のフライトについて、考えすぎていた選手もいた」とルエダ監督は打ち明けた。その後、クラブの心理カウンセラーの懸命な対応もあり、選手たちは気持ちを入れ替られるようになったという。コパ・スダメリカーナのタイトルをシャペコエンセに捧げる提案をしたナシオナルの選手たちは、日本でより大きなタイトルの獲得に集中しているはずだ。

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