FRYDAYNIGHT j.league

FOCUS POINT
ここに注目!

試合のみどころ

 明治安田生命J1リーグ第14節の札幌vs京都は、5月19日の金曜日にナイトゲームとして開催される。
 両者の状況は対照的だ。札幌は2連勝と調子を上げている一方、京都は3連敗と元気がない。この勢いの差が今回の試合にどのような影響をもたらすのか。  ホームの札幌は前節、湘南に4-2と快勝。ここ2試合で9得点と圧巻の攻撃力を示している。カギを握るのは浅野 雄也と金子 拓郎のいる右サイドだ。ともに左利きのアタッカーコンビが札幌の攻撃に迫力をもたらしている。浅野は2試合連続ゴール中で、チームトップの7得点をマーク。一方の金子もここまで5ゴールと結果を出している。
 リーグトップの29得点を記録する一方、リーグワースト3位の24失点と守備に不安を残すものの、リスクを恐れない攻撃スタイルが何より札幌の魅力である。今回も札幌らしいサッカーを貫き、3連勝を狙う。
 対する京都は前節C大阪に敗れ、3連敗。5戦未勝利と苦しい戦いが続く。
 今季の京都は開幕2連敗と出遅れながら、その後に3連勝と復調したかに見えた。ところが6節から再び結果を出せず、14位にまで順位を落としている。
 それでも前節は敗れたとはいえ、相手を押し込む戦いを実現。ボール支配率、シュート数ともに上回っただけに、求められるのは最後の場面のクオリティだろう。ここ3試合でわずか1得点と決定力不足を露呈するなか、豊川 雄太、パトリックら攻撃陣が意地を見せられるか。
 両者のJ1通算対戦成績は6勝2敗で京都がリード。昨季の対戦は1勝1敗の成績だった。勢いで上回るのは札幌ながら、相性の面では京都が優勢か。果たして今回はいかなる決着を見るのか。ともに高い強度を保ち、アグレッシブな戦いを標榜するだけに、各所で激しい球際のバトルが繰り広げられる白熱の一戦となることは間違いないだろう。


FOCUS PLAYERS
注目選手

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北海道コンサドーレ札幌 MF9金子拓郎
鋭い仕掛けで右サイドを攻略する左利きのドリブラー。縦への推進力をもたらすだけでなく、中に切れ込んでフィニッシュワークにも絡む。今季は7節のC大阪戦、12節のFC東京戦と2試合で複数得点をマークしている。
北海道コンサドーレ札幌 MF18浅野雄也
日本代表ストライカーを兄に持つ左利きのアタッカーが、名将ペトロヴィッチ監督の下で覚醒。昨季まで所属した広島時代はドリブル突破に定評があったが、新天地ではオフ・ザ・ボールの動きに磨きをかけ、ゴールを量産中。
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京都サンガF.C. FW23豊川雄太
海外経験もあるストライカーは、攻守にアグレッシブに関わる献身性が売り。前線からプレスをかけ、質の高い動き出しでゴールに迫る。中央でもサイドでも力を発揮し、今季は8節のG大阪戦から3戦連続ゴールを記録した。
京都サンガF.C. MF7川﨑颯太
アカデミー育ちのボランチは、豊富な運動量と球際の強さを利したボール奪取が最大の武器。相手の起点をつぶしながら、果敢に攻撃にも絡んでいく。U-22日本代表にも名を連ねる逸材は今季、21歳にしてキャプテンに就任。

MATCH CARD明治安田生命Jリーグ
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