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FOCUS POINT
ここに注目!

試合のみどころ

 明治安田生命J1リーグ第20節の新潟vs神戸は、7月7日の金曜日に開催される。
 今季、6シーズンぶりにJ1の舞台に戻ってきた新潟は持ち前の攻撃スタイルを貫き、ここまで奮闘を続けている。
 攻撃の軸を担っていた伊藤 涼太郎が17節を最後に海外へと旅立ちチーム力の低下が懸念されたが、三戸 舜介、小見 洋太らポテンシャルを秘めた若手が躍動。14節以降は勝利から遠ざかっていたものの、前節は広島に2-0と快勝を収め、6試合ぶりに勝点3を手にした。
 ボールを素早くつなぎながら、常に縦方向のプレーを選択し、複数人が巧みに連動する組織的なスタイルは、今季のJ1の中でも屈指の完成度を誇るだろう。課題の守備もここ2試合はともにクリーンシートを達成しており、安定感が高まりつつある。現在は13位に留まるものの、今後の浮上を十分に予感させている。
 一方の神戸は、1試合消化が少ない状況ながら現在3位につけており、悲願の初優勝を射程圏内に捉えている。
 今季の神戸は開幕3連勝とスタートダッシュに成功。その後も勢い良く勝点を積み上げて、ここまで優勝争いをリードしてきた。
 チームを牽引するのは大迫勇也と武藤嘉紀の2人だ。ともに長く欧州でプレーしてきた経験豊富なストライカーは、今季コンディションを維持し、多くの得点・アシストを記録。前者は12得点・3アシスト、後者は8得点・8アシストと圧巻のパフォーマンスを続けている。
 前線に強力なタレントが揃う一方で、堅い守りも光る。ここまで14失点はリーグで最も少ない数字となる。
 前節を最後に、アンドレス イニエスタがチームを去ったものの、ダイナミズムに溢れる神戸のサッカーは今後も継続されていくはずだ。前節は札幌に勝ち切れなかっただけに、巻き返しを期す今節は勝点3を目指したアグレッシブな戦いを見せるだろう。
 前回対戦はスコアレスドローに終わったこのカード。しかし、ともに攻撃面に特長があるだけに、ゴール前でのスリリングな攻防が連続する白熱の一戦となることは間違いない。


FOCUS PLAYERS
注目選手

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アルビレックス新潟 FW16小見洋太
左サイドを主戦とするアタッカーは、鋭いドリブルとスペースへの飛び出しを武器とする。高校時代はストライカータイプだったためゴールへの意識は強い。スタメン出場の機会を増やしており、今節こそJ1初ゴールなるか。
アルビレックス新潟 MF14三戸舜介
スピード溢れる突破で敵陣を切り裂く小柄なアタッカー。単独でショートカウンターを発動し、周囲との連動でもバイタルエリアを攻略する。思い切りの良いシュートも持ち味で、前節は1得点・1アシストで勝利の立役者に。
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ヴィッセル神戸 FW10大迫勇也
日本代表でもエースを務めてきたリーグを代表するストライカー。今年で33歳となったが、そのフィジカルと得点能力は衰え知らず。力強いポストワークで起点となり、パワフルな一撃でネットを揺らす。初の得点王も視野に。
ヴィッセル神戸 FW11武藤嘉紀
コンディションを高めた今季は、開幕からハイパフォーマンスを継続。強力なフィジカルを利して、ゴール前で違いを生み出す。ハイプレスでも貢献するアタッカーは直近6試合で5得点・3アシストと勢いを加速させている。

MATCH CARD明治安田生命Jリーグ
フライデーナイトJリーグ対戦カード