柔らかいボールタッチから繰り出されるパスで攻撃を組み立てるボランチで、ボール奪取後の切り替えの早さも大きな持ち味。京都のユース出身で2012年にトップチームに昇格。2014年には愛媛への期限付き移籍で経験を積み、2015年までにＪ２リーグ通算71試合出場1得点を記録した。今シーズンより川崎Ｆに完全移籍で加入し、主戦場をＪ１の舞台に移した。

手倉森ジャパンの立ち上げから招集され、2014年の初陣で最初のゴールを決めた。最も強烈なインパクトを残したのは、AFC U-23選手権カタール2016準決勝のイラク戦。1-1の同点で迎えた後半アディショナルタイムに強烈なミドルシュートでゴールネットを揺らして決勝点を奪取。6大会連続のオリンピック出場へと導き、「ドーハの歓喜」の原動力となった。

今季リーグ戦では4試合出場と川崎Ｆの層の厚さに苦戦しているが、手倉森監督の信頼は揺るがない。静かに牙を研ぎ、歓喜の瞬間を引き寄せたい。