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【Jリーグ20周年特別ショートフィルム完成】記者会見での西畑 澪花さん、中嶋 朋子さん、神尾 佑さん、平畠 啓史さんコメント(13.04.01)

Jリーグ開幕20周年を記念して、公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)と米国アカデミー賞公認アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」がタイアップして製作していた、20周年特別ショートフィルム『旅するボール』が完成し、本日記者会見を行いました。会見でのキャストの皆さんのコメントは以下の通りです。

●西畑 澪花さん:
「(スタジアムで撮影した感想)今回ベガルタ仙台の試合を拝見して、たくさんの人がいて凄い歓声でびっくりしましたが、応援したい気持ちになりました。初めて主演をやらせていただいて、一生懸命がんばったのでその辺りを見て頂けたらと思います」

●中嶋 朋子さん:
「(出演依頼があった時は)20周年って大きいし凄いことだけれど、私の中ではJリーグはずいぶん前から当たり前のようにあるものになっていたので、『まだ20年だったっけ?』と思いましたし、それだけ自分の中にも根付いているんだなというのが正直な感想でした。
スポーツと我々芸能は一つにならないものなのかなと思っていたんですが、こういう作品で一つになったと思いますし、人を高揚させるという点ではスポーツも芸能も力を持っていると思うので、そのような作品に出られてよかったなと思います」

Q:撮影中で印象的だったエピソード。
「ベガルタ仙台の旗を皆さんが作るシーンで、被災されて仙台市内で家を離れて生活されている若松会というグループの方々とお話をさせて頂いたり、ご自宅をお借りして撮影したんですが、旗を作っている時に楽しいと言って下さる姿を見て、私たちも元気をもらったりして、相互関係が生まれて幸せな時間を過ごせました。

(撮影時)私だけスタジアムに行けなかったので、私もこれをきっかけにスタジアムに通えるようになりたいです。色々お話を伺っていて、地域の人が一緒に盛り上がっているのをすごく感じましたし、仙台はもちろんですが色々な地域が活性化するといいなと感じました。みなさんにもチカラをもらった瞬間とか、ちょっとしたエピソードをお持ちだと思うのですが、この映画を見て頂いてそれを思い出したり、ありがとうと思ったり、あったかい気持ちになれると思うので、是非ゆったりとみて頂けたらと思います」

●神尾 佑さん:
「撮影したのが昨年の11月と少し前だったので、先ほど(完成した作品を)後ろで見させていただいて、懐かしく色々思い出しました。作品もおもしろかったのでグッと来てしまいました。

今回の役どころは震災で仕事と家をなくした一家の主という人間が、絶望の中からどう生きていくのかということだったんですが、監督が結構細かくて、すごく微妙なニュアンスをおっしゃるので、その辺が一番大変でした。
ただ、完成したものを見たら、監督が言わんとしていたことが分かった気がしました。抱えているものが大きい(役の)設定なので、とにかく力を入れたくても入らないような芝居の仕方を言われたような気がしますし、自分もそうしなきゃと思いましたが、難しかったですね。

自分自身も小学校5,6年に多賀城市に住んでいたり、仙台市の予備校に通っていたりしてゆかりのある土地で、ロケに行ったときも懐かしい場所がいろいろありましたが、大好きな町です。思い出も沢山あります。
僕の実家も福島のいわき市で震災で被害を受けた土地柄という事もあって、震災という事に関する想いは大きいものがあるので、そういう作品に出られたことは嬉しいですし、実際にそういう場所にゆかりのある人間だからこそわかる感情というのを持ち込めたらいいなと思っていました。

ショートフィルムなんですけれども、サッカーファンと映画ファンの懸け橋になるような作品になるといいなと思います。この作品を見て頂けたら、家族を大切だなと思えると思うのですが、そんな暖かい気持ちになってもらえたらと思います。そして、この作品が世界を渡り歩いていって、Jリーグさんがまた(ショートフィルムを)作ってもらえるようなきっかけになるといいなと思います」

●平畠 啓史さん:
「演技の事はわからないですが楽しく精一杯やらせていただきました。緊張はしなかったですが、ずっとサッカー番組をやらせて頂いていて、震災の時に選手からも『サッカーをやっていていいのか』という言葉を聞きましたし、自分も『番組をやっている場合なのか』と考えましたし、そういう意味では仙台というシンボリックな場所で撮影ができたことは僕にとっても感動的なことでした。

(撮影時に)サポーターの皆さんとも話しましたし、優しくしてもらいました。仙台のサポーターの方はオープンで明るいですし僕も大好きなんですが、震災後に全国のサポーターから物資が集まったのはそういった仙台サポーターの人柄があったからかなのかなと思います。(物資の入った)段ボールにメッセージが書いてあって捨てられなかったといった話も沢山聞きました。今回のショートフィルムはこういうお話でしたが、一人ひとりにドラマがあったんじゃないかなと思います。この作品を見て、楽しんでいただきたいですし、これをきっかけに、Jリーグのスタジアムに足を運んで頂けると嬉しいです」

以上

※Jリーグ20周年特別ショートフィルムの詳細は【こちら】
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