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【AFCチャンピオンズリーグ2013 ソウル vs 仙台】手倉森誠監督、太田吉彰選手(仙台)前日会見でのコメント(13.04.01)

●手倉森誠監督(仙台):
「カムサハムニダ(ありがとうございます)。まず、韓国のみなさんに話したいことがあります。我々ベガルタ仙台は今年、ACLに初出場をしているわけですけれども、ご存知の通りに2011年の東日本大震災の被災地域のチームである、と。そういうことで、まずこのACLに出ている意義というのは、こうしてアジア諸国に出向いた時に、その時の多大な支援への感謝をしなければいけないと思っています。韓国のみなさんからも多大な支援をいただき、ありがとうございました。
また、被災地のチームである我々も、日本の力を示すべくこの大会に出させてもらっていると感じていますから、そういった感謝の思いと、日本の力を示すんだ、という強い意志を持って明日の試合に挑みたいと思います」

●太田吉彰選手(仙台):
「監督が言ったように、被災地、そして日本の代表としてこの大会に出ているので、日本の強さを示せるような戦いを明日はしたいと思います。そして、アウェイですが、もちろん勝つつもりでこの韓国に乗りこんでいるので、そういったサッカーを見せたいと思います」

≪質疑応答≫
Q:FCソウルはKリーグクラシック(1部)で11位、ベガルタ仙台は10位という状況ですが、明日の試合をきっかけに目指すものを教えてください。
手倉森監督
「おそらく、明日の試合でお互いにチームの浮上のきっかけをつかみたいと思います。FCソウルはKリーグで一勝できていないなかで、是が非でも弾みをつけたいという思惑が理解できるし、ただし、自分たちもACLのグループリーグ突破、Jリーグの上位進出を目指せば、明日の試合は大きいゲームだと位置づけています。
そういった意味でも、勝利に対して飢えている者同士の戦いになると思いますから、激しさを覚悟しています」

Q:今季のFCソウルはディフェンスに弱点が見られますが、攻撃面ではデヤン(ダムヤノビッチ)とモリーナのコンビがまだ去年と同じ力を持っています。彼らに対してどのような戦略で準備していますか?
手倉森監督
「戦略はあまり話したくないのですが(笑)、本当にソウルは今は勝ちきれていない中でも、攻撃力はうまく表現できているチームです。デヤン、モリーナ、エスクデロという3トップは強烈なタレントだと思っていますし、我々としては組織で彼らの自由を奪いにいきたいと思っています」

Q:メディアの情報によれば、今回の試合ではベストメンバーから何人かの選手が抜けているという噂があります。怪我でしょうか、リーグとのバランスの問題でしょうか?
手倉森監督
「コンディションでそれぞれ、足の具合が連戦にかなわない選手をJリーグから仙台に二人、帰しました。ただしベガルタ仙台は誰が出ても戦えるチーム作りをしている中で、勝ち数は少ないですけれども、うまく負けないでここまで来られていると思いますから、メンバーを入れ替えても力を落とすことなく、明日も戦えるだろうと思います」

Q:仙台は南京で一度アウェイ戦をして勝点1を獲得しました。その経験は大きかったと思うのですが、それを踏まえた上での今回のアウェイへの意気込みをお願いします。
手倉森監督
「まず、ACLのアウェイというのは、本当にJリーグで成績を残さなければ経験できない、クラブ単位で国際試合をできるというのはここがチャンスだと思えば、非常に大切なゲームであることは間違いないと思います。
本当に、JリーグとKリーグという、アジアで鎬を削る両国の間でのこの対戦は、アジアを引っ張っていく戦いにしないといけないし、そういった意味で、明日のゲームを楽しみたいと思います。
また、ソウルとの対戦というのは、ほかのチームとは試合間隔が空くのですが、明日に試合をすればまた来週にすぐ仙台でソウルと対戦します。そういう意味では、大きな駆け引きの生まれるゲームになるだろうな、と思います」

太田選手
「このように国際大会のアウェイで戦う経験は、Jリーグで結果を残さなければなかなかできないので、僕たちは非常に楽しみたいと思います。このアウェイの中で楽しんで勝てれば、もっとチームとしても自分自身も成長できると思いますので、そういったところを見せていきたいと思います」

Q:太田選手にうかがいます。FCソウルの印象は?
太田選手
「監督のチェ ヨンスさんは現役時代に一緒にやっていて、非常に厳しい人でしたし、甘えを許さないような人なので、そういったガツガツした厳しいサッカーをしてくると思います。自分自身もそのチェ ヨンスさんに成長した姿を見せられるように頑張りたいと思いますし、最後にベガルタが笑っていられるようにしたいと思います」

Q:FCソウルの強さが攻撃面にあるとのことですが、仙台の強さはどこにあると考えていますか?
手倉森監督
「明日探してもらいたいですね(笑)。いえ、仙台の特徴は、全員守備と全員攻撃で、それでJ2から成長してきて今はこうしてACLに出ることができています。そのサッカースタイルは変わらないので、いかにコレクティブ、集団でサッカーができるかというのが、我々の強みでもありますから、明日もそれを表現したいと思います」

Q:仙台の梁勇基選手はキャプテンも務める選手ですが、まだ韓国のサッカーファンにはあまり有名ではないので、監督から見た彼の特徴を教えてください。
手倉森監督
「彼はこのチームで10年目になります。若い時から努力して北朝鮮代表まで登りつめて、ベガルタもJ1に導いてくれた選手だと思っています。本当に、ボールのない時の動きで、相手の嫌なところに走りこむ、ボールを送りこむことに関しては、彼がゲームを作っているというところがありますから、明日もそういったプレーをやってくれれば、主導権を握るゲームになるのはなかなか難しいかもしれませんが、隙を突いたサッカーができればいい
以上なと思っています」

以上
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