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【ヤマザキナビスコカップ 新潟 vs 大分】プレビュー:今季初勝利が欲しい両者。新潟はボランチ本間勲が今季初スタメンで存在をアピール(13.03.19)

今季リーグ戦、新潟が1引き分け2敗、大分が2引き分け1敗とともに勝ち星がない。特に新潟はホームだけに、リーグ戦、カップ戦の区別なく、今季初勝利で勢いを付たいところだ。

その雰囲気の中で、ボランチの本間勲の今季初スタメンが濃厚だ。新潟一筋のプロ入り14年目。昨季まで3年間キャプテンを務めた「ミスターアルビレックス」にとっては、復権をアピールする場になる。
「勝つことが大事。いい試合を続けているチームは自信が付くし、自分にとっても、アピールになる」。本間は大分戦の意味合いを話した。

チームは開幕から2連敗。第3節大宮戦で引き分け、勝点1を手にした。もっとも、前線からプレスをかけ、奪ってから速く攻める形で相手を追い込む展開が続いている。「内容はいい。だから、結果を出すことで、自分たちがやっていることは間違っていないと確信できる」。中身のあるサッカーを勝利で裏付けることで、チームは上昇気流に乗る。

その流れの中で、自分をしっかり見せることがテーマだ。今季はまだ出場機会がない。昨季まで不動だったボランチは、今季、三門雄大とレオ シルバの組み合わせでスタートした。「いつ出番が来てもいいように準備をしてきた」。練習はもちろん、ベンチから戦況を見ながらチームの戦いぶりを確認。「ブルーノ ロペスが前を向ける形を作るように」と自分が出場したときのイメージは固まっている。コンビを組むレオ シルバのプレーも把握済み。「自分でも前に行くタイプ。2人が並ばないように、バランスを考える」と役割は心得ている。

今季の新潟はアグレッシブにボールを奪いに行く守備が特徴。「今まで以上に奪いに行く」と、中盤からも積極的にボールに仕掛ける覚悟だ。持ち味は的確なパスワーク。同時に要所を押さえた守備も得意。2009年には4-3-3のアンカー務めた経験もある。周囲を動かし、自分も奪いに行く。

チームは自分たちから攻撃を仕掛け、ボールを奪いに行くスタイルが徹底されている。昨季からの課題だったワンタッチでつなぎながら、ゴールに迫る形も出せるようになってきた。「雰囲気は悪くない。チームのためにも、自分のためにも結果を出したい」。勝利にこだわって、スタートからピッチに立つ。

4年ぶりにJ1に復帰した大分も、まだ勝ち星には恵まれていない。ただ、3試合すべて先制点を奪うなど、攻撃陣は安定している。

2-2だったリーグ戦前節浦和戦は、立ち上がりで2得点。高松大樹、西弘則の前線がプレッシャーをかけ、中盤が拾って一気に攻め上がる。運動量を駆使したスタイルは新潟と共通点がある。同時に主導権を握った後に追い上げを許していることも事実。開幕のF東京戦も前半に先制するが、その後に2点を失った。リードしてからのゲーム運びが修正点になっている。

もっとも、守備そのものは甘さがあるわけではない。浦和戦も追い付かれた後、後半は押し込まれながら、ゴール前でブロックを作り、勝点1をものにした。先制点を奪える攻撃力を生かし、 要所で守りを固める戦い方を基本にする。

どちらも豊富な運動量を武器に、攻守にアグレッシブなプレーを心掛ける。カウンターの応酬の中、冷静にバランスを崩さずに戦い切ることも求められる。

以上

2013.03.19 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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