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【キャンプレポート2012:神戸】2月10日(金):誰がスタメンでもおかしくないほど順調な仕上がり。(12.02.11)

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神戸の鹿児島キャンプ9日目。そろそろ疲れが溜まっているかと思えば、選手たちはまるでシーズン中のような軽快な動き。和田昌裕監督が「時間の制限を設けないと、ずっと練習する選手もいる」と話すほど選手のモチベーションは高い状態だ。

磐田とのトレーニングマッチを次の日に控えたこの日でさえ、午前と午後の2部練習が行われた。午前はアップの後、フリーマン3人を交えた狭いエリアでの4対4。続いてDFラインからトップにボールを当て、トップが後ろにボールをはたいてからのサイドチェンジや同サイドでの展開といった崩しの練習を入念に行った。そして最後は11対11の紅白戦。内容的にはシーズン中と変わらないようなメニューと言える。ただ、“質”の点では、昨シーズン中よりも明らかに高い。特にDFからのビルドアップの精度は目を見張った。

昨季、神戸はハイプレスからのショートカウンターというスタイルをほぼ確立させたが、シーズンを通して後方からのビルドアップには課題を残した。当然、このキャンプでもテーマの一つである。レギュラー確定ではないものの、伊野波雅彦と北本久仁衛のセンターバックに、左の相馬崇人、右の奥井諒を加えた4枚のボール回しには落ち着きがあった。
特に伊野波と相馬のワンタッチでのパス交換から、MFの野沢拓也やFWの大久保嘉人ら攻撃の核となる選手への展開はクオリティが高く、攻撃のバリエーションは格段に増えつつある。三原雅俊と橋本英郎のダブルボランチも、攻守のバランスをうまく保っていた。
しかも、スペイン留学で「サッカーに対する意識が変わった」と言う森岡亮太がサイドハーフで攻撃の起点を作れば、この日31歳の誕生日を迎えた右サイドバックの近藤岳登も果敢なアタックで猛アピールするなど、選手層の厚さは昨季の比ではない。

また、午後には昨季のもう一つの課題だったセットプレーの練習も実施。都倉賢や伊野波を擁し、キッカーの野沢が「高さがある」と評す布陣はまだまだ精度は高める必要があるかもしれないが、かなり迫力があった。
「最終的に開幕1週間前のトレーニングマッチはスタメンでやりたいけれど、特にレギュラーを固定するつもりはない」と和田昌裕監督が話すほど、スタメンの選出は昨季以上に難しい状況。キャプテン吉田孝行や高木和道、田代有三、大屋翼らケガ人の回復具合は気になるものの、ここまでのキャンプは順調に進んでいるといっていい。2月11日の磐田戦でどんな戦いをみせるのか楽しみである。

以上
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2012.02.10 Reported by 白井邦彦
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