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【2012シーズン始動!ニューカマー・レコメンド】さまざまな魅力が満載の天才肌:野沢拓也(鹿島→神戸)(12.02.10)

2012シーズン始動!ニューカマー・レコメンド
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「野沢みたいな選手はいないんだよ」
鹿島の鈴木満・常務取締役強化部長がそうぼやくとおり、鹿島ではもちろんのこと、リーグ全体を見渡しても野沢拓也の存在は際立っている。

まず、驚くべきはそのトラップの精度だ。どんな強いパスや、距離の長いサイドチェンジでも足に吸い付くようなトラップで、音もなく足下におさめてしまう。その技術の高さは、想像を絶する異次元のレベルにまで達しているため、“天才的”というよりはむしろ、敬意を込めて“変態的”と称されていた。

攻撃に繋がるパスの精度も随一。キックの正確性はすばらしく、特にセットプレーを武器としていた鹿島では、コーナーキックだけでなく、フリーキックも大きな得点源だった。ゴール左下隅が得意のコースだったが、壁を越えてから最短コースで落ちてくるため、昨季のベストGKである楢崎正剛をもってしても阻止するのは至難の技だった。

また、得てして“天才”と称されるタイプの選手は運動量が少なく、守備を嫌う傾向が強いが野沢は違う。中盤の選手の守備力が問われる鹿島において、90分間、落ちない運動量を保ちながら、攻撃ではいくつもの決定的な仕事を成し遂げてきた。なかでも終盤戦の集中力は高く“Mr.クライマックス”と呼ばれるなど、優勝を決める大一番での活躍で、何度もサポーターに歓喜をもたらした。

ゲームメイクもできないことはないが、その持ち味が最も発揮されるのはゴール前だ。得点に直接絡むパスやシュートこそが野沢の真骨頂。彼をペナルティエリア付近でプレーさせることができれば、神戸でも変わらぬ活躍が期待できるだろう。

恥ずかしがり屋の目立ちたがり屋。求められると嫌がるが、本来はサービス精神旺盛で、ファンやサポーターをものすごく大事にする選手だ。鹿島のクラブ創設20周年イベントでは、韓国のアイドルグループである「少女時代」を模したパフォーマンスを披露。完全コピーと言えるほどキレのあるダンスで、集まったサポーターを大いに沸かせた。

やはり、こんな選手は他にいない。

以上

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2012シーズンキックオフ!
FUJI XEROX SUPER CUP 2012
3月3日(土)13:35キックオフ/国立
柏レイソル vs FC東京

※同日開催 NEXT GENERATION MATCH
10:40キックオフ
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
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2012.02.10 Reported by 田中滋

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