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【J2:第31節 草津 vs 水戸】草津側プレビュー:北関東バトルロイヤル!草津のフットボールファイターたちが水戸を完膚なきまでに叩く!(10.10.24)

10月24日(日)J2 第31節 草津 vs 水戸(16:00KICK OFF/正田スタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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決戦の瞬間がやってきた。15位草津と14位水戸の対戦となり、世間的には下位クラブ同士の戦いとなるが、両チームにとっては「天下分け目の関ヶ原」だ。

2010北関東ダービーの5戦目は、1勝2分(勝点5)で北関東・首位を走る草津と、1勝1分(勝点4)で2位につける水戸との頂上対決。今ゲームで勝利を収めたチームは無条件で北関東覇者の称号が与えられる。昨季、栃木がJ2へ参入したことによって3クラブ対抗戦へとバージョンアップした北関東ダービーだが昨シーズンは水戸が「棚ぼた」で優勝トロフィーを手にした。今季は、草津が自らの力で栄冠を奪い獲る。水戸、栃木には申し訳ないが11月の栃木対水戸は北関東ダービーとしては「消化ゲーム」だ。

大一番を前に草津には主力にケガ人が重なっている。8日にはセンターバックの有薗真吾が右膝半月板損傷で全治3カ月、13日にはFW後藤涼が右中足骨骨折で全治3カ月の診断を受けたことが発表された。さらに前節福岡戦では、高田保則が欠場、センターバックの尾本敬はレッドカードを受けて今節が出場停止となってしまった。

水戸戦は苦しい台所事情でのゲームとなるが、昨年9月の水戸戦(2対0)も同じ状況だった。そのゲームでは有薗がJデビューを果たすなどチャンスを得た若手たちが最高のパフォーマンスを披露。チームの総力を結集して水戸を完膚なきまでにねじ伏せた。草津は今季、継続して積み上げてきたサッカーで昨季水戸戦の再現を狙う。ジリジリと順位を落とす水戸に一気に差をつける大きなチャンスだ。

攻撃の核となるのは、ラフィーニャ&アレックスのブラジル人コンビだ。今夏に加入したアレックスは前節福岡戦でリーグ戦初出場、実力を発揮するまでは至らなかったが、親友ラフィーニャとのコミュニケーションは抜群。水戸戦でのゴールの予感が漂っている。「ダービーだしこぼれ球とかどんな形でもいいからゴールを決めたい」とアレックス。前回の北関東ダービー栃木戦で決勝点を挙げたラフィーニャは「二人でゴールを決めればチームに良い結果が導かれる。サポーターの応援を力にして必ず勝利をつかむ」と気持ちを高めている。
 
草津対水戸の通算成績は、草津の6勝9分4敗。最近はライバル心をむき出しにした一触即発のゲームが続く。この因縁のカードをさらに熱くしてくれる選手が水戸にはいる。草津から水戸という「禁断のルート」を選択してしまった小池純輝だ。ウサギを飼育するというサッカー選手とは思えない発想と人柄で、草津の選手&サポーターから愛された。親交の深かった佐田聡太郎は「律儀に結婚祝いを送ってきてくれたり本当にいいヤツ。その感謝を水戸戦で返したい(笑)」と宣戦布告。田中淳は「対戦するのが楽しみだし、良い戦いがしたい」と対戦を待ちわびる。

水戸担当ライター佐藤拓也氏は、北関東トークバトル(J2日記)で注目プレーヤーとして、作田裕次(サク)、常盤聡(トキ)の名前を上げていたが、北関東のサクは櫻田和樹、トキは常澤聡のふたりにほかならない。前回の水戸戦で終了間際の失点を喫した常澤は「もう同じ間違いはしない。ホームでサポーターの期待に応えたい」と話し、櫻田は「北関東ダービーは本当に気合が入る」という言葉を残して練習場をあとにした。今節は、北関東のサクとトキを決定する戦いでもある。

J2では「バトル・オブ・九州」「四国ダービー」「千葉ダービー」など各地で白熱のバトルが展開されているが「北関東ダービー」も負けてはいない。草津、水戸、栃木の気迫は凄まじいものがある。選手とサポーターの気持ちが一体となっている印象を受けるのだ。そして3クラブの中でも草津のパワーは抜き出ている。今ゲームはそれを証明する戦いだ。草津のケンカバトルをけん引するフットボールファイター松下裕樹は「ダービーは戦争だ」と言い切る。水戸戦はピッチに立つ11人の選手が、対峙する敵を残さず倒すバトルロイヤル。草津はこのバトルを制して北関東の頂点に立つ。

以上

2010.10.22 Reported by 伊藤寿学
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