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【J1:第26節 清水 vs 京都】プレビュー:目標に向かって前進するには、どちらも絶対に勝たなければならない試合。ケガ人続出の清水は、崖っぷちの京都を相手に、今度こそ勝ちきるゲームができるか(10.10.15)

10月16日(土)J1 第26節 清水 vs 京都(19:00KICK OFF/アウスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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奇跡の逆転優勝、そして最低でもACL出場圏内に入ることを目指す清水と、降格圏脱出を目指す京都。立場は違うが、どちらも絶対的な目標に向けて這い上がっていかなければならないのは同じ。当然、本当に熱く激しい戦いになることは間違いない。

清水のリーグ戦における現状は、11勝8分6敗(勝点41)の6位。首位の名古屋とは勝点13差で、現実的にはかなり優勝が厳しくなってしまったが、2位の鹿島とは勝点4差。3位以内に入ることは、十分に現実的な目標と言える。
ただ、9月以降はリーグ戦で4試合勝利がなく(2分2敗)、ヤマザキナビスコカップも合わせれば8試合勝利なし。「良いゲームをしても、なかなか結果が伴っていない」(長谷川健太監督)という状況にある。水曜日の天皇杯3回戦(vs水戸)では久しぶりの勝利を得たものの、J1のチームに対して勝たなければ、本当に流れを取り戻すことはできないだろう。
その意味では、この試合で勝てるかどうかは、今後のチームの流れを大きく左右する可能性が高い。もちろん、この試合の重要性は、選手たちもスタッフも十分に心得ている。

ただし、チーム編成という意味では、連戦の疲労やケガ人の続出により、かなり苦しくなっている。日本代表の岡崎慎司は右足ハムストリングの肉離れで欠場。同じく本田拓也も右足内転筋の痛みで欠場濃厚。その他にも、藤本淳吾が右太ももの筋挫傷が癒えず、ボスナーは右ふくらはぎ筋挫傷、山本真希も水曜日の試合で右足首を捻挫し、本当にケガ人が多くなってしまった。
したがって、メンバーはかなり変更せざるをえないが、ヤマザキナビスコカップ準決勝第2戦では岡崎、藤本、本田を欠くスタメンでも、十分に清水らしいサッカーを見せている。今回はそれに加えて守備陣の変更も出てくるが、伊東輝悦や岩下敬輔をはじめとしてバックアップの選手にも十分な実力と実績がある。したがって、全員が気持ちの入ったプレーをすれば、戦力の低下は最小限に抑えられるはずだ。
ただ、少し気になるのは、キャプテン・兵働昭弘のコンディション。水曜日の水戸戦でも、試合展開がもつれたために85分までプレーせざるをえず、元々疲労が重なっていることもあって、中2日でコンディションを回復するのは難しいだろう。だが今の清水は、彼がいないとなかなか攻めのリズムが出てこないという面もある。兵働を先発させるのか、それとも交代のカードとして使うのか、長谷川監督の判断にも注目したい。

一方、京都のほうは3勝6分16敗(勝点15)の17位。15位のF東京とは勝点9差あり、残り9試合で降格圏を脱するには、アウェイでも勝点3を取っていかなければならない。今季のアウェイ成績は1勝5分6敗で、アウスタでの通算成績は0勝1分6敗と非常に分が悪いが、そうした相性の悪さも克服していかなければ、J1に残留することはできない。もちろん、今のチーム状況は誰もがわかっているので、どの選手も必死の覚悟で勝点3を取りにくるだろう。
また、個の力という意味では、前線のディエゴやドゥトラをはじめとして、十分に残留できるはずのメンバーが揃っている。とくにセットプレーやカウンターなどの一発の恐さは非常にあるので、清水としてもそこは相当警戒している。

ホームの清水がボールを支配する時間が長くなったとしても、それだけでは清水のペースとは言えない。しっかりとリスクマネージメントをしたうえで、京都の守備を攻略して先制点を奪うこと。それが、清水にとってこの試合最大のテーマとなる。
背水の陣の相手に対して、本当に難しい試合になることは間違いないだろう。だが、それでも勝ちきれる強さを、今度こそはホームのサポーターに見せなければならない。

以上

2010.10.15 Reported by 前島芳雄
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