本文へ移動

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第26節 湘南 vs 鹿島】プレビュー:最下位の湘南、2位・鹿島、ともに譲れぬ平塚決戦。湘南が闘うべきは――(10.10.15)

10月16日(土)J1 第26節 湘南 vs 鹿島(13:00KICK OFF/平塚チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch180 後00:50〜
新機能/試合速報一覧はここをクリック!!
クラブサポーター対抗totoリーグ投票受付中!
----------
前々節の山形戦、前節のF東京戦というアウェイ2連戦は、湘南にとってともに実のあるゲームだった。集中力高く積極的なディフェンスを発揮し、山形戦では勝利した第13節京都戦以来となる先制ゴールを阿部吉朗が決めた。F東京に対しても、敗れはしたが堅守からパスを組み立てゴールに迫った。2試合で勝点1ながら、あと一歩という感覚を抱かせる内容だった。

しかし、それを受けて臨んだ先週の天皇杯3回戦山形戦は、リーグ戦ではないという心の隙が生まれたのかゲームの入りも悪く、山形のブロックを前に縦への意識が殺がれていた。仕掛けるパスやスペースをつくる動きがなければ相手のコンパクトな守備を剥がせるべくもない。また、とりわけ気になるのが短時間のうちに喫する連続失点だ。得点してさらに増した相手の勢いにまんまと呑まれてしまう。

「相手に対してプレーが消極的になっている部分がある」持ち味である運動量を活かし、前々節の山形戦以降アンカーを務めているハン・グギョンは言う。
「プレーに余裕がないのだと思います。自分たちの力を信じて、忠実に、力強く戦っていかなければならない。また守備も攻撃も、やり切るまで集中しなければならない」

一方、今節平塚に乗り込む鹿島は、仙台と大宮にホームで連勝して以降、リーグ戦ここ2試合は広島戦、清水戦ともにドローで終えている。残り9試合、首位・名古屋との勝点差9を考えれば、まずは自分たちが勝ち続けていかなければならない。

カシマスタジアムで行なわれた前回の両者の対戦では、野沢拓也の鮮やかなゴールによって鹿島が早々に先制し、そのまま1−0で勝利した。今節は新井場徹と伊野波雅彦が出場停止となる。右サイドバックにはU-21日本代表の當間建文の起用が濃厚とも伝えられており、最終ラインはひとつのポイントとなりそうだ。逆に湘南は、向上している組織的な守備をベースに、リーグ最少失点を誇る鹿島の堅守をこじ開けたい。

およそ1カ月ぶりとなるホームゲームに向け、ハンは言う。
「自信を持ってプレーし、自分たちはできるということを鹿島戦で証明したい。そして、いい結果を得たい。もっとやっておけばという後悔はしたくありません。自分たちはチャレンジャーとして挑戦し続けなければいけない」

今節は1週間前の内容を払しょくし、リーグ戦で携えたはずの実を取り戻し、そのうえで結果を求めていかなければならない。言うまでもなく、鹿島は4連覇を目指す強豪だ。ただ、集中力、失点からのリバウンドメンタリティ、そしてチャレンジャーとして挑戦し続ける意志と、相手以上にまずは自分との闘いに打ち勝たなければ道は開けまい。内なる敵を打破し、勝利を掴みたい。

以上

2010.10.15 Reported by 隈元大吾
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

J.LEAGUE TITLE PARTNER

J.LEAGUE OFFICIAL BROADCASTING PARTNER

J.LEAGUE TOP PARTNERS

J.LEAGUE SUPPORTING COMPANIES

TOP