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【J1:第26節 G大阪 vs 大宮】プレビュー:G大阪は『優勝』、大宮は『残留』。目標は違えど、ともに欲しいのは『勝点3』。(10.10.15)

10月16日(土)J1 第26節 G大阪 vs 大宮(17:00KICK OFF/万博チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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天皇杯やヤマザキナビスコカップを戦っていたため、一時中断していたJ1リーグ戦が2週間ぶりに再開。9日の天皇杯3回戦の栃木戦で0−2からの逆転劇を演じたG大阪はホーム・万博記念競技場に大宮アルディージャを迎える。その大宮も11日の同3回戦で大分トリニータを3-0で破っており順当に4回戦へと駒を進めている。ともに他大会でのいい流れをこのJ1リーグ戦にも繋げたいところだろう。

G大阪はFWルーカス、FWドド、FWチョ ジェジンの外国籍選手の欠場が決定的。またMF明神智和も相変わらず離脱が続いている状況だ。代表戦で離脱していたMF遠藤保仁、FW宇佐美貴史については、ともに13日には帰阪しており「基本的に二人とも状態を見てからの判断になるが、貴史については疲れはあるにせよああいう結果で帰って来たからこそ休まずに入った方が回復できるのではないかと思う」と西野朗監督。実際、宇佐美自身も「世界を経験したかっただけにすごく悔しいけど、とにかく前を向いてやっていくしかない。チームで全力を注いで戦うことで日本代表を目指したいし、その延長線上に五輪があると思っている」と話しており、週末の大宮戦に意欲を覗かせている。出場となればU-19日本代表で味わった屈辱を胸に積極的なプレーを魅せてくれるはずだ。

その大宮戦でカギを握るのは『攻撃』だろう。直近の栃木戦の前半、リーグ前節の山形戦は、攻撃のリズムを掴めず苦戦を強いられた。今節では攻撃のキーマンであるFWルーカスが不在の中、その『攻撃力』をいかに取り戻し、ゴールを奪えるか。前回の対戦では先行される展開の中、FW平井将生の2ゴールで逆転し、MF明神がだめ押し点を奪って3−1と勝利したが、先行される展開は決して理想的ではない。ホーム戦だということを踏まえても、先手をとって流れを引き寄せたい。特に、大宮は出場停止のDF坪内秀介に代わって出場が予想される長身センターバックのDFマト、ここ3試合フルタイム出場が続いているDF福田俊介とも、高さを活かした空中戦には強いがスピードへの対応ということになると遅れをとることが多い。単にボールを動かすのみではなく、しっかりと“走力”“スピード”で相手のDFラインの背後のスペースを突いて揺さぶりをかけ、ゴールを奪いたい。
「最近のJリーグでは裏に抜けるプレーが減っていたことでゴールを獲りあぐねていた感じだったけど、栃木戦のように優先順位として裏に抜けるプレーを増やせれば持ち味も出せる。初心に返って本来の自分の良さで勝負したい」(FW平井)
「大宮も残留がかかっているしアグレッシブにくるはず。受けて立たないように攻撃への意識を強く持ちたい。先手を取られると、相手もガチガチに守備を敷いてくるだろうし、裏にスペースを見いだしにくくなりますから。まずは守備意識をしっかりと持った中で先行する展開に持ち込めればと思う。栃木戦の後半のように、僕も含めて個々が裏のスペースを突くプレーを増やすことで相手を押し込みたい」(MF佐々木勇人)

対する大宮は前節の埼玉ダービーでの敗戦も含め、なかなか“連勝”できずリズムを掴みきれていない様子。ただ、埼玉ダービーでの屈辱は先にも書いた通り、天皇杯3回戦・大分戦の完勝で払拭しており精神的なダメージはないだろう。というより、残り9試合となった今、1試合でも早く残留を決定づけるためにも、アウェイとはいえしっかりと勝点を積み上げたいところだ。注目はその大分戦で2ゴールを挙げているFWラファエルと8月に加入したFW李 天秀の2トップ。中でもFW李 天秀はリーグ戦でのゴールこそ未だ1つしか挙げていないものの、中盤の選手も含めて試合を重ねるごとに連携は高まっている。ただし、それら攻撃陣を活かすためにも、まずはG大阪の攻撃に対する『守備』での対応が求められるのは言うまでもない。浦和戦では立ち上がりから速いパスで前線をかき回してきた浦和に翻弄されたが、G大阪の攻撃力を思えばこそ、アウェイで同じ過ちを繰り返し、ゴールを奪われることになっては苦しくなる。そのあたりの修正をしっかりと図った中で粘り強く勝点を引き寄せたい。

以上

2010.10.15 Reported by 高村美砂
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