10月22日、全国高校サッカー選手権大会茨城県大会2回戦、水戸葵陵高校は劇的な勝利を飾った。
前半に1失点を喫したものの、後半水戸葵陵は猛攻を仕掛け、終盤にパワープレーから同点弾を決めて試合を振り出しに戻す。その後は一進一退の攻防。両チームともに粘りを見せ、延長戦でも決着はつかず。勝負はPK戦へ。水戸葵陵は1人目が失敗したものの、続く4人が成功させて4対3で勝利し、3回戦への切符をつかんだ。勝利の瞬間、ベンチから飛び出して大きなガッツポーズを見せたのが、今年から水戸葵陵高校サッカー部の監督を務める椎原拓也監督だ。
2006年から3年間、水戸に在籍した椎原監督は、正確なインサイドキックと豊富な運動量を武器とするボランチとして活躍を見せた。2008年シーズン終了後に現役を引退。千葉県の江戸川大学のコーチを務め、そして今年、水戸葵陵高校のサッカー部監督に就任した。
椎原監督は、チームにパスサッカーを浸透させ、「戦う姿勢」を植え付け、そして、今、初の選手権予選に挑んでいる。試合後、椎原監督は「PK戦は緊張しましたけど、勝ってよかったです」と安堵の表情を見せたが、試合展開に関しては、「狙い通り」と言い切った。「序盤は相手が前からプレスをかけて押し込まれることは予想していました。0対1で前半を終えることは想定内。相手の運動量が落ちる後半勝負をしようと考えていました」。そう語る椎原監督からはすでに指揮官としての貫禄がみなぎっていた。
水戸でプレーした選手が水戸市内の高校のサッカー部で指揮を執る。それは地域密着を謳うクラブにとって理想の形と言えるかもしれない。
「目標は全国に出ること」。元水戸戦士・椎原監督の新たな挑戦に期待したい。
以上
2013.10.24 Reported by 佐藤拓也
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