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【J2:第16節 北九州 vs 鳥栖】鳥栖側レポート:北九州にストロングポイントを消され、鳥栖らしさを出せず無念のドロー。互いに決定機に決めきれずに無得点無失点試合。(11.06.13)

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6月12日(日) 2011 J2リーグ戦 第16節
北九州 0 - 0 鳥栖 (15:03/本城/2,524人)
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☆北九州側レポートはこちら

この試合のレポートを読まれるにあたり、北九州の三浦泰年監督のコメントを今一度ご確認いただきたい。
コメントでは、選手の頑張りを称え鳥栖のストロングポイントを突けた事を話してくれた。帰りのバスに乗り込む前には、「鳥栖の選手が動いた後にどのように状況が変わるかを選手には伝えた」と教えてくれた。「スカウティングした通りに選手が理解し、試合で出せた」とも続けた。裏付けるように、鳥栖の選手たちのコメントも、悔しさを漂わせた。
この日のポイントは、北九州の中盤にあったように見えた。

鳥栖がサイドを起点にボールを運ぶと、ボランチの永田亮太やサイドの選手が中に入ってくる。この中に入ってくる選手を桑原裕義(北九州)が捕まえて自由にさせなかった。
もう一人のボランチが高めに位置すると、安田晃大(北九州)がその開いたスペースを使って鳥栖を脅かす。
本来であれば、その空いた北九州の中盤を、岡本知剛(鳥栖)と永田亮太(鳥栖)が使って畳み掛ける攻撃を見せるのだが、今日の鳥栖は単発攻撃だった。それも、「セカンドボールが拾えず、良いリズムにならなかった」(FW豊田陽平/鳥栖)ことが大きな原因である。そうなったのも、「後半は、中盤が前へ前へとなってセカンドボールが拾えなかった」(MF岡本知剛/鳥栖)ことが起因している。
58分に左MFに金民友を入れて活性化を図ったが、北九州ゴール前までボールは運ぶものの最後の壁を破るまでには至らなかった。86分には、DFを一枚減らしてMF國吉貴博を入れて、「サイドからのクロスを入れる」(尹晶煥監督/鳥栖)事を試みたが、結果には結びつかなかった。

得点が生まれないと気持ちははやる(焦る)のはサッカーでも同じことで、この日の鳥栖は時間の経過とともに“一体感”が薄れていった。これに拍車をかけたのが、北九州の出足とカウンターである。
「相手の出足も早く、間延びしたところもあって、お互いにオープンになってしまった」とCB木谷公亮が振り返ったように、いつものコンパクトさが失われていた。パスはつなぐものの、シュートまでが遠かった。北九州の11本に対して、鳥栖は7本しか打てなかった。前節まで、一試合平均11本のシュートを放っている鳥栖にすれば寂しい数値である。被シュート数は11本(前節までの平均9.67本)と北九州に上回れてしまった。中でも、安田晃大(北九州)には4本と、決められなかったが手を焼いた感がある。
この日のポイントは、中盤の攻防にあったようだ。

とはいえ、悲観する必要は無い。
「全体的には悪くは無かったと思うし、負けては無い」と岡本知剛は次節への影響は無いと言い切った。尹晶煥監督も「、前半はうちがやろうとしていることはある程度、選手たちはしっかりとやってくれてはいたと思います。(中略)後半は、『最後のところ、詰めのところをしっかりやろう』と送り出し、その部分が修正されて、ある程度シュートまで行ける場面が増えてきたと思います」と悲観はしていない。今節の課題は、次節までには解決してくれるに違いない。

長いシーズンの中で、好不調の波は必ずあるものであり、相手もシッカリと準備をしてくるものだ。全ての試合で勝利することは不可能に近いし、敗れることもある。悲願のJ1昇格を目指すのであれば、試合で生まれた課題を次節までには克服する力が必要である。また、起きている現象を「試合中に修正する必要がある」(MF早坂良太/鳥栖)のも事実である。そうしないと、勝点3を得ることはできないからである。
10試合が終了して上位につけている鳥栖。ここまでの戦績が単なる勢いだけだったのか、真の実力なのかが試される次節となりそうだ。

サッカーには、ミスが付きものだ。
片方が成功すれば、もう片方は失敗したことになる。片方が得点すれば、もう片方は失点となる。
ドリブルで相手をかわせば、かわされた方は守勢に回り、奪われたボールは奪い返しに来る。
それがサッカーであり、そこに戦術やテクニックがあるからこそ勝敗がつくのである。
サッカーは、攻撃と守備のどちらかに分けられ、目まぐるしく入れ替わるスポーツなのである。

以上

2011.06.13 Reported by サカクラゲン
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