6月12日(日) 2011 J2リーグ戦 第16節
北九州 0 - 0 鳥栖 (15:03/本城/2,524人)
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ゴールは遠かった。しかし鳥栖が狙うべきゴールを遠ざけることもできていた。揺れないネットにも意味のあるドローゲームだった。
前半は鳥栖がゲームを握っていた。北九州は右サイドを崩されかけていたが、センターバックの宮本亨と福井諒司、それにボランチの桑原裕義が中央をきっちりと締め続け、これが最後まで鳥栖に響いた。「相手のセンターFWに強くいけていた」という福井の言葉通り、サイドからの折り返しに鳥栖の池田圭は好位置で受け取ることができず、シュートまで持ち込めなかった。
押し込まれながらも前半を失点0に抑え、三浦泰年監督はハーフタイムに「しっかりしたサッカーができているということ、プラン通りだということ、そして君たちなら必ずできる」と話して選手たちを鼓舞。迎えた後半は一転して北九州がボールを持ち始める。ただ鳥栖の運動量も落ちていたとはいえ寄せは速く、最底辺からのビルドアップというよりはカウンターや守備のほつれをドリブルで突くような展開も目立った。それでもボールはゴールへと近づいていたのだが、しかし、しかし、ゴールが遠い。
59分には安田晃大がペナルティエリアの左端でGK室拓哉をかわし、角度のあまりないところから無人のゴールを狙うがポストに跳ね返されてしまう。64分にはゴールのほぼ正面、ペナルティアークそばでフリーキックのチャンス。「決まったと思った」と話す木村祐志のシュートはクロスバーの下部にぶつかりゴールラインのわずかに外でピッチに叩きつけられた。
結局、両チームともゴールネットを揺らすことはできずスコアレスドロー。水含みのスリッピーなピッチ状況だったとはいえ、鳥栖を上回るシュート11本を放ったが得点できず「やはり決定的な場面をしっかり決めなければいけない」と三浦監督。相手を0に抑えつつ、先制のチャンスを逸してのドローゲームに、「プラスな部分とまた反省していかなければいけないマイナスの部分があった」と言葉を選びながら話した。
ただこの結果を悲観する必要は全くない。前節・岡山戦で3失点を喫しながらも、練習試合で2敗している上位の鳥栖をしっかりと0で抑えた。佐藤優也のファインセーブに救われた場面もあったが、上述の通り守備陣が集中を切らさずに踏ん張っていたことが無失点に繋がったと言えよう。三浦監督は「守備に回っての戦術的なものとメンタル的なもの。恐れずにスピード、実績の持つ選手をしっかり90分間ケアした」と話し、DF多田高行は「セットプレーも負けたくないという強い気持ちを僕も持っていたし、みんなも持って一人一人がやれていた」とメンタル面での強さも強調した。
今節はプレビューで「修正力」が試されると書いたが、十分にその力があることを示してくれた。戦術も選手の集中力も充実し鳥栖を間違いなく苦しめた。結果は勝点1を痛み分けたが、北九州は「1」以上の成果を手にしたはずだ。次節も上位栃木との対戦になる。「修正力」の積み重ねで次は得点を近づけ、勝点も積んでいきたい。
以上
2011.06.13 Reported by 上田真之介
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