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★「バトル オブ 九州」特集ページ
※鳥栖側プレビューはこちら
前節・岡山戦はDF福井諒司を累積警告で欠き、ボランチの桑原裕義をセンターバック、サイドハーフの木村祐志をボランチで起用するなどの急造布陣で臨んだが、ミスも絡んで0-3で敗れた。三浦泰年監督は「力の差は0-3というほどではなかった」と話すが、中盤の組み替えによって北九州はボールを所持できず組み立てが荒くなっていた。
ただ今の北九州は「修正力」がある。例えば5月14日の第12節・東京V戦でも0-4と大敗を喫したが、1週間でその原因を潰した。このときの敗戦要因は相手に退場者が出て人数が少なくなったときに自分たちもバランスを崩したことだった。そして翌節の京都戦でも相手に退場者が出る展開になったのだが、チーム全体のバランスを欠くことはなく1-0で勝利した。
今節もこの「修正力」が試される。「急いでしまっていた部分があった。それはみんなも分かっていると思うし修正はできている」と話す林祐征の言葉が心強い。
福井が戻ってくることで今節はセンターバックに下げていた桑原をボランチで起用できそうだ。桑原はボールを回しながらの組み立てやカウンターの阻止など攻守にわたって欠かせない。センターバックでも桑原自身のプレーの質は落ちないが「彼が中盤の一角にいる方が、チームがいい流れになる」と三浦監督が話すように、中盤の安定は桑原に懸かっているといっていい。
桑原を軸とした丁寧な組み立てができれば、ハードワークをしてくる鳥栖を相手にしても主導権を握ることはできるかもしれない。もちろん簡単な相手ではない。公式戦ではないが鳥栖とはキャンプ中(2月9日)とチャリティーマッチ(3月27日)ですでに対戦し、それぞれ0-1、1-2と北九州は惜敗している。ただ当時に比べて三浦監督の目指すサッカーがチーム全体に浸透、北九州は別のチームといえるほどに成長している。また2試合とも豊田陽平に決められていていることもあって鳥栖の攻撃力は織り込み済みだ。「同じ相手
に何度も負けたくはない」と木村祐志もレオナルドも口を揃える。2試合の反省をいかせるかどうかも「修正力」の見せどころではあろう。
北九州にとっては今季初めてホームで迎える「バトル・オブ・九州」。三浦監督は「意識しすぎて当たり前のことができないようではいけないが」と前置きしつつも、「九州で仕事をする以上は意識しないわけにはいかない。いい試合をしたいよね」と語気を強める。北九州市出身の池元友樹は「ダービーに育てるには時間、伝統が必要」と話して、時間をかけてダービーに醸成したいとした。
もちろん北九州と鳥栖の選手たちがピッチ上でゲームをするだけでは「バトル・オブ・九州」の盛り上げは十分ではない。同じ場所にそれぞれの色に身をまとったサポーターが集い、同じ九州として相手に敬意を払いながらも戦う。その雰囲気も含めてダービーマッチ。日曜日は「バトル・オブ・九州」を作りに本城陸上競技場に足を運んで欲しい。
以上
2011.06.11 Reported by 上田真之介