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【J2:第26節 北九州 vs 岡山】レポート:気持ちのぶつかり合う試合はどこへ?互いにミスが目立ち、2-2の痛み分け。(10.09.20)

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9月19日(日) 2010 J2リーグ戦 第26節
北九州 2 - 2 岡山 (16:03/本城/4,092人)
得点者:46' 喜山康平(岡山)、61' 池元友樹(北九州)、67' 岸田裕樹(岡山)、80' 大島康明(北九州)
スカパー!再放送 Ch185 9/20(月)深00:30〜
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プレビューで「気持ち」が勝敗のカギを握るかもしれないと書いた。そのゲームの結果は双方にミスが相次いで引き分け。熱い気持ちが拮抗したというよりは、その全く逆のゲームになったと言うべきかもしれない。

前半は攻撃の局面ではパスにミスが出てボールを失い、守備をする側もクリアボールが流れてしまうなど、ミスの応酬になってしまった。ともに大きなチャンスは少なく、岡山は31分に左サイドを駆け上がったキム・テヨンから岸田裕樹に繋いでゴールを狙うがGK水原大樹に阻まれて好機をいかせず、北九州も38分、佐藤真也のクロスに村松潤が頭で合わせたが枠を捉えられなかった。

0-0で前半を折り返したが、後半はすぐに試合が動く。
先制点は後半開始直後。手元の時計では13秒という極めて早い時間に、北九州のミスをからボールを奪った喜山康平が右サイドからゴール前に切り込んでゴールネットを揺らし、岡山が先制する。このゴールをきっかけに岡山がしばらくは流れを掴んで北九州ゴールに迫るが、最後の決定力を欠き、2点目が遠い。
北九州は60分に池元友樹を投入。与那城ジョージ監督に「流れを変えるように」と言われた池元は交代直後の61分、ファーストタッチでもあるミドルシュートをゴール左に決めて期待に応える。

しかし北九州は67分にも痛恨のクリアミス。このミスを今度は岸田が突き、落ち着いて追加点を決め、再び岡山がリード。
ところが岸田自身が「守りに入ってしまった部分がある」とチームを評するように岡山が少し下がり気味に。一方で北九州は試合途中からボランチにポジション変更した佐藤が攻撃の起点になって前戦に絶妙なボールを放り始める。
待望の同点ゴールは80分。「オーシ(大島)は動きがはっきりしていて分かりやすい」と話す佐藤のスルーパスに大島が抜け出し、狙い澄ましたシュートはゴール左隅へ。ゲームは再び振り出しに戻った。

岡山はFWの三木良太と白谷建人を投入。北九州も長身の長野聡を高い位置に入れてともに3点目を目指したがゴールを奪うまでには至らず、2-2でホイッスル。

試合後に話を聞いた両チームの選手には笑顔はなかった。大島は「中盤のない試合できつかった」と試合を振り返り、「コメントするのが難しい試合になった。お客さんには申し訳ない試合になった」と今季7得点目のゴールにも満足はしていなかった。Jリーグ初出場になった岡山のGK廣永遼太郎は「相手が攻め込める時間に後ろで守りすぎた。ラインが低すぎた」と低い位置を取りすぎたディフェンスを課題にあげた。また初出場については「緊張もあったしもっと落ち着いてプレーできていれば失点も防げたのではないかな」と話していた。

北九州も岡山も得点力不足を「気持ち」で補って浮上のきっかけを掴みたい試合だった。
しかし、実際には「気持ち」が100パーセントぶつかり合った試合になっただろうか。次の試合までは時間がなく、チーム状況を考えても技術や戦術の飛躍的な進歩を短期間で成し遂げるのは難しい。こういう中で一つでも上に行くためにチームが取り得ることのできる最大のカードはメンタル面での充実。勝ちたいという気持ちを次こそは見せつけて欲しい。

以上

2010.09.20 Reported by 上田真之介
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