空間の名前は麻生情報ビジネス専門学校北九州校。お洒落な雰囲気にわらわらしながら受付に向かうと、後ろで「上田さ〜ん」と聞き覚えが私を呼んでいた。ギラヴァンツ北九州の広報さんの声。ほっ。なにせこの場所、学校に来たはずなのに、外観がお洒落なだけでなく、中もお洒落。エントランスのすぐ右にある教室も仕切りがガラスになっていて、シースルー。Macのパソコンがずらっと並んでいて、私には未知の世界だ。
前置きが長くなった。
この学校の学生が10月2日に北九州が実施する「イエローデー」（J2第29節 北九州-大分）の告知用ウェブポスターを制作。私が取材に呼ばれた9月9日に、関係者が集まって約40作品の力作の中からウェブポスターとして公開する作品を選ぶ作業が行われたのだ。
学生たちは北九州からオフィシャルに提供された写真やロゴなどの素材を用いて自由にデザインした。授業の合間などを縫って短時間で仕上げた作品だったが、「これは、絞り込むのが…」と関係者が言葉を詰まらせるほどどれも完成度が高く、選定作業は難航。学校の担当者を交え「これもうまい」「あれもいいね」と議論を重ねながらキャラクターや写真を使った3作品をなんとか選んだ。
ペンで紙を黄色に塗るような下地に、黒文字で大きく「黄色で塗りつぶせ!!」というコピーを載せた花田渉さん（CGデザイン科1年）は「スタジアムを黄色で埋め尽くすイメージを、黄色で塗りつぶす感じで表した。サポーターの気持ちが高ぶるような感じになれば」と作品に込めた思いを話す。北九州のマスコット「ギラン」とイエローデーで対戦する大分の「ニータン」を左右にあしらった吉満桃子さん（同1年）は「イエローデーなので背景は黄色にし、戦うぞというイメージを表現した。どう配置しようかと、縦にしたり、横にしたりと悩んだ」と制作の難しさを振り返った。佐野裕哉選手や水原大樹選手の写真を並べて力強さを表現した中山直樹さん（同2年）は「苦戦しているのを聞いたので、チームに勢いが出てほしいなと思ってふさわしい写真を選んだ。頑張ってほしい」とエールを送った。
3人が制作したウェブポスターは北九州の特設サイトからダウンロードが可能（詳細はこちら）。いずれもA4サイズでの印刷に対応しているため、家庭用のプリンタでも手軽に出力してPRできる。
ポスターをあちこちに貼って、イエローデーを盛り上げよう！
以上
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☆北九州、「イエローデー」記者発表会を開催。10月2日はイエローデー。本城を黄色に染めよう！
10月2日（土）J2 第29節 北九州 vs 大分（14:00KICK OFF/本城）
2010.09.13 Reported by 上田真之介
