北九州は10日、北九州市小倉北区の商工貿易会館で記者会見を行い、第29節・大分戦(10月2日)で実施する「イエローデー」の企画について概要を発表しました。
この企画はホームスタジアムの本城陸上競技場をさまざまな取組みを通じてチームカラーの黄色に染め、北九州の勝利を後押ししようというものです。試合当日にオリジナルTシャツを贈呈したり、飲食コーナー「ギラヴァンツビレッジ」で黄色にちなんだ軽食を販売するほか、ウェブポスターやのぼりなどを用いて事前告知にも力を入れます。イエローデーに関する横手敏夫社長の会見内容は次の通りです。
●北九州 横手敏夫社長:
「(概要について)10月2日に対大分トリニータ戦があります。ここでなんとか会場を満員にしたい。私の感じでは大分からは2,000人くらいくるだろう。地元で8,000人を集めて1万人。私は不可能ではないと思います。去年の開幕試合、JFLだったんですが、9,860人来たわけですから。ただあれは招待券を配りました。今回、招待券は配らないわけで、そういう状況でなんとか1回、会場を一杯にする。それで集客の勢いをつけていきたいと強く願っておりました。そこで『イエローデー』というタイトルでやっていきたいと思います」
Q:イエローデー当日の企画について
「試合当日、スタジアムでこのTシャツを着て貰おうと。先着1,300名様。7社、スポンサー付きでありまして、スポンサー持ちで、ご提供いただきます。(飲食コーナーの)ギラヴァンツビレッジがあるんですが、イエロー系の食べ物、4種類を用意したいと思います。もうちょっとメニューは増やしたいと思います。黄色い食べ物ということで考えております。あとタオルマフラー。いつもの1,575円を1000円にさせていただきます。ビレッジではもちろんバナナのたたき売りとか、起業祭踊りをやっていただきます。それとU-13の前座試合ですね。鳥栖と対戦したときも実施したんですが、今回もU-13をやりたいと思います」
Q:事前のPR活動について
「イエローデーに向けたPR活動ということで、小倉北区の黄金商店街でのぼりを掲げさせていただいております。若干余談ではありますが、4月から営業の方がずっと商店街の掘り起こしをしている。地域密着活動です。小さな商店街で、藤田商店街に始まり、祗園商店街とか、黄金商店街とか、商店街の方と一緒に商店街の盛り上げに協力する。選手が行ったり、(マスコットの)ギランが行ったり、チケットを提供したり買っていただいたり。そういう形で、のぼりも黒崎駅前とか小倉駅前とかいろいろなところに掲げさせていただこうと。それと、ウェブを通したポスターということで、麻生情報ビジネス専門学校の学生さん方にデザインを考案していただきました。こうしたホームページ等を活用して活動を進めて参りたいと思います。いずれにしてもイエローデーは本城陸上競技場を黄色一色にして、もちろんチームは勝つと。(大分との)前回の対戦は0-0の引き分けだったので、今回は必ず勝つと。重ねてよろしくお願い申し上げます」
Q:イエローデーをするのは「バトル・オブ・九州」だからか?
「大分からはたくさんのサポーターが見えるので。10月2日、10月初旬は全国的に天気がいい。私がいますので天気は心配ないとは思いますが(笑)」
Q:定期的にイエローデーは続けていくのか?
「定期的といいますか、来年も相手が大分かどうかは分かりませんが、とにかく年間18試合、19試合はいろんな変化をつけていきたいと思っておりまして。イエローデーは去年もしましたし、来年もします。去年は6月6日でしたか、対長崎戦で8,000名来ていただいております。来年もします。ただ一番良いのはこれをやらずに一杯になること。いまは普通の日だと(黄色いシャツなどで来るのは)2割ぐらいですかね」
Q:4月にスタジアムについてチェアマンがコメントしていたが、新スタジアムについてはどうなっているのか?
「話が進展しているのかなと思いますが、私がJリーグにお伝えしているのは、市の交渉はかなり大詰めを迎えておりますよと。3月末の発表がかなりずれておりますが、かならず造りますよと回答しています。Jリーグさんもやきもきされておりますので、私のほうから定期的に進捗状況を、かなり大詰めであるよと(伝えています)」
Q:新スタジアムについては成績次第で動くのではないかという話も?
「いろんな情報がありますが、さっき申し上げましたように新競技場を造るのは既成の事実ですから、チーム状況や成績、集客でそういうことはないと聞いています。当然J1を目指すわけですから。それを目指して株式会社を創ってJ2に上がってきたわけですから」
Q:成績についての総括は?
「前半はですね、結果は勝ちに至らなかったんですが、善戦健闘しているなと。それがなかなか勝ちに結びつかず、引き分けが多い。後半にはとにかく引き分けを勝ちに持っていこうやないかと。上位チームには勝つのはそうそう簡単ではないが、下位チームには引き分けではなく勝ちに持っていこうとお願いしたんですが、夏の暑さなんですかね。平均29歳という年齢構成もあるんですが、一生懸命やっているものの若干バテ気味かなという試合が2、3試合ありましたよね。ここにきて走り回るサッカーが戻ってきました。その証拠に、先日天皇杯で、公式試合21試合ぶりに勝利を収めました。前半みたいに一生懸命にプレーするというスタイルが戻ってきたのかなと。
我々は与那城さんを信じて監督にしているわけでありまして、彼のスタイルの繋ぐサッカーですね。目先を考えて、うちの選手の技術から言えば繋がずに去年みたいにロングパスを入れる大味なサッカー、しかし勝つ確率は高い、というのをすべきかもありませんが、今年はJ2元年ですから、4年後5年後のことも考えて長期的にチームを強くしたいと思っています。ただそうは言いながらもファン、サポーターあってのクラブですから。目を背けて言い訳してもいけない。ファン、サポーターあってのクラブなので選手たちにも一生懸命にしてもらうけれど、それだけでは惹きつけられないので、申し訳ないけれども、ピッチ以外でも惹きつけて来て貰おうと。その一番のシンボルがイエローデーなんです。成績に関しては公式試合1勝では我慢できませんけれど、今年はある程度成績については社長としては目をつむろうではないかなと。ただ来年についてはいろんな手を打っておりますので、今年に限ってはマスコミのみなさんにも大目に見ていただきたいと思います。ただチームの選手が覇気がないとか、手を抜くとか、諦めるとかそんなのがあれば私もチームに言いますし、みなさんからも叱咤激励していただきたいなと思います。とにかくひたむきに全力を出すと。そういうプレーを通していきたい。我々フロント、スタッフも企画をしてなんとか足を運んでもらいたいと思っています」
Q:イエローデーでは1万人だが、平均集客目標が5,000人ということで変わりはないか?
「6,000人と言いたいですけれど(今年は)5,000人。現実的には。これは相手チームの批判ではなくうちのクラブに原因があるんですが、相手チームによっては2,000人、3,000人という試合がある。相手チームが悪いわけではなく、我々のクラブに魅力がない。相手チームがどこであれ来年は5,000人以上は集めたいです」
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ウェブポスターをデザインした麻生情報ビジネス専門学校北九州校の学生のコメントは次の通りです。
●花田渉さん(CGデザイン科1年):
「イエローデーということなのでたくさんの方に集まってもらってぜひ勝利をめざしてほしいと思います」
●中山直樹さん(CGデザイン科2年):
「多くのサポーターの方がギラヴァンツTシャツを着て本城周辺を黄色に染め上げて応援してくれたらと思います」
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「イエローデー」概要
【当日(10月2日)の催し】
●イエローデー限定オリジナルTシャツを先着1,300名に配布
本城陸上競技場の各ゲート(アウェイC席ゲートを除く)で試合当日の10時45分から配布開始。対象はTシャツを着用して応援いただける方。
●ギラヴァンツビレッジにイエローフーズ登場
黄色いメニューが飲食ブースの「ギラヴァンツビレッジ」に登場する。メニューは「オム焼きそば」、「錦糸卵のちらし寿司」、「バナナジュース」、「カレーパン」など。
●タオルマフラーで応援しよう
北九州のタオルマフラー(通常1,575円)を1,000円で販売する。限定1,000本。
●ギラヴァンツビレッジ付近イベントPRスペース
バナナのたたき売り実演と、門司港の名物キャラクター「バナナマン」が登場。このほか起業祭おどりのPRも実施。
●前座試合でも「バトル・オブ・九州」
当日11時5分から北九州と大分のU-13の試合を開催。
【事前告知のための催し】
●のぼり掲出による北九州の街中のイエロー化
現在、小倉北区の黄金商店街でのぼりを掲出しており、今後は筑豊電気鉄道黒崎駅前駅で掲出するほか、のぼり掲出協力者をクラブでも募集する。
●ウェブポスターによる街中イエロー化
麻生情報ビジネス専門学校北九州校とタイアップし、学生がデザインしたポスターを北九州のホームページからダウンロードできるようにする。
●クラブ自主媒体でのイエローデーの取組
オフィシャルホームページに告知画面を表示したり、専用ページを設ける。
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以上
J’s GOALニュース
一覧へ北九州、「イエローデー」記者発表会を開催。10月2日はイエローデー。本城を黄色に染めよう!(10.09.10)
イエローデーのシンボルとなるロゴ
会見する北九州の横手敏夫社長
試合当日、先着1,300名に配布される黄色いTシャツ
ウェブポスターをデザインした麻生情報ビジネス専門学校北九州校の中山直樹さん(左)と花田渉さん(右)
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