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【J1:第22節 F東京 vs 浦和】レポート:両チームにあった確かな差。F東京またしても浦和に敗れる。(10.09.13)

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9月12日(日) 2010 J1リーグ戦 第22節
F東京 0 - 1 浦和 (19:04/味スタ/29,959人)
得点者:66' ポンテ(浦和)
スカパー!再放送 Ch181 9/13(月)後10:30〜
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F東京はリーグ第22節、味の素スタジアムで浦和と対戦し、0-1で敗れた。浦和は66分、ポンテがPKを決めて先制し、逃げ切った。またしても勝てなかった。試合終了の笛が鳴ると、青赤のユニフォームを着た選手たちはピッチに崩れ落ちた。F東京は天敵の前に屈した。これで対浦和戦のリーグ未勝利記録は12まで伸びてしまった。

F東京の準備不足を痛感する試合だった。試合開始直後から最後までF東京のベンチはずっと慌しかった。試合前、城福浩監督は「実際のゲームをしてみなければ、分からない部分がある」と話していた。どんなにシミュレーションを重ねても、実戦の肌感覚でしか分からない不具合があった。新布陣を試した、この一戦は、チームとしての修正力が問われた試合だったが、結果として新布陣は機能を果たさぬまま、元の4-4-2へと戻してしまった。
「特にリカルジーニョ選手は、コミュニケーションの問題と、奥さんの出産に立ち会ったことで準備が十分でなかったのかもしれません。彼のよさを十分に出し切ることができなかった。ただ、羽生が守備の不具合を上手くカバーしてくれていましたが…」(城福監督)
羽生直剛の負傷退場で潮目が変わった。この日、最も必要な選手は、開始20分でピッチを後にしてしまった。チーム戦術を理解し、実践する選手がいなくなるとチームは混乱に陥った。そして、続く37分に高橋秀人が負傷退場し、前半のうちに2枚のカードを切らなければいけなくなった。さらに、試合終盤には3枚目のカードを切った後に、鈴木達也が負傷し、一人少ない状況での戦いを強いられる。慌しく状況が変わり、その対応に追われたF東京は混乱の中、PKから失点し、敗れた。

F東京は途中、クロスバーやポストに嫌われる不運もあったが、両チームには試合を分ける差があった。試合後、浦和MF柏木陽介がこう話していた。
「縦に入れるかどうかが重要だと思う。取られそうになっても、そこで縦につけることで展開も変わってくる。攻撃はリスクを負わなければいけない。バックパスでミスするのは駄目だけど、前にパスミスするのは仕方ない部分がある。それをチャレンジしていかなければいけない。それは、レッズになかったことだと思う。チャレンジするパスをもっと増やしていきたいと思います。前につけて攻め上がっていくプレーに、相手もついてこられないと思っていた。そこで、もう少し早くボールをもらえれば、また違った展開になっていた」
浦和は、積極的に前線へとボールを送り、攻撃に繋げた。それが66分のPK獲得に繋がったといえる。中盤で柏木陽介と細貝萌が、上手くリズムを作り、彼らのゴールへと向かうパスや、ドリブル、そしてフリーランニングが攻撃に迫力を生んでいた。対するF東京の新布陣は前線に人数をかけるはずが、後手に回ってしまった。縦パスが少なく、攻撃スピードが上がる展開も作れていなかった。結果的に敵陣で多くの選手が躍動するような場面は少なかった。両チームには確かな差があったといえる。

浦和は勝点31へと伸ばした。試合後、フィンケ監督は新戦力の台頭に賞賛の言葉を並べ、未来を語った。逆にF東京、城福監督は痛切な面持ちで言葉を絞り出して今を語った。F東京はまず降格圏から抜け出さなければいけない。負傷者もさらに増えてしまった。次節磐田戦までの1週間は城福トーキョー最大の窮地だ。ここを乗り切らなければ、先は見えてこない。

以上

2010.09.13 Reported by 馬場康平
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