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【J1:第21節 横浜FM vs 新潟】レポート:横浜FM・中村の『右足弾』が炸裂。3連勝を目論んでいた新潟を大差で下す。(10.08.30)

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8月29日(日) 2010 J1リーグ戦 第21節
横浜FM 3 - 0 新潟 (18:05/日産ス/23,167人)
得点者:47' 山瀬功治(横浜FM)、71' 中村俊輔(横浜FM)、85' 長谷川アーリアジャスール(横浜FM)
スカパー!再放送 Ch181 9/1(水)前05:00〜
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試合を決めたのは、横浜FM・中村俊輔の『右足』。71分にドリブルでシザーズ気味のフェイクを入れて新潟DF1人を交わし、右足を振り抜く。ボールはDFの間を抜けて一直線。ゴール右隅にミドルを突き刺す。
「(中村)俊さんの2点目。あれが一番大きい。2−0になってから相手はバタバタして、僕らはやりたいサッカーができたから」
そう振り返ったのは兵藤慎剛。中村のスーパーミドル弾が、新潟の戦意を削いだと言えるだろう。

中村は、その前後の2得点にも絡む。1点目は47分に山瀬功治のゴールをお膳立て。相手DFのギャップを衝いた山瀬の走りに合わせ、きれいな左足スルーパスを通す。85分の3点目は、中村のCKから最後に途中出場の長谷川アーリアジャスールが押し込む。

この日のトリコロールの背番号25は、体がキレていた。それを象徴するのが81分のシーン。中村はピッチ中央で天野貴史にボールを預けると、一気にゴール前へ。ボールは天野から長谷川と渡り、彼からのラストパスを受け、中村がシュート。ゴールにはならなかったが、猛暑のなか残り10分を切り、長い距離を全力でフリーランニングできるところに、彼のコンディションの良さをみた。

「前半を耐えたからよかった」(松田直樹)
それも横浜FMの勝因。立ち上がりは新潟の時間だった。チョ・ヨンチョルがドリブルで縦に抜けだし、相手DFを混乱させる。ミシェウは柔らかいキックでスルーパスを何本か通し攻撃をリード。11分にはミシェウが相手DFをドリブルでまた抜きしてからミドル。ボールはバーを叩く。
だが、横浜FMは慌てなかった。松田は「前半はガッチリ(守備を)固めた。オグ(小椋祥平)と俺が相手の外国籍選手を見ていた」と、強く守備を意識。WボランチとCB2枚を中心とした落ち着いた守備があったからこそ、後半の得点につながったはず。
ただし、前半終了間際にも新潟に決定機が。マルシオ・リシャルデスが大島秀夫とのワンツーでゴール前へ侵入。GKと一対一になるも、飯倉大樹のスーパーセーブに阻まれる。このシュートが決まっていたら、新潟に流れがきていたかも…。その意味では飯倉の好反応が、勝利の伏線だったとも言える。

敗れた新潟。試合後の記者会見で黒崎久志監督は、矢野貴章の抜けた穴について「そこの穴は埋まらない部分もある」と吐露。この日、矢野の代わりに出場した大島の動きは決して悪くなかったが、矢野に比べ運動量が少ないことは否めない。そのため得意のフレキシブルな攻撃が不完全燃焼に終わった。夏休みの最後に突如、課せられた攻撃の『宿題』。それを9月に入り、どうクリアするかを見守りたい。

一方の横浜FMは大勝したが、選手たちは、まだどこか自分たちの実力に半信半疑な様子。中澤佑二は「こういう勝ち方がたまにあるだけではダメ。次節のフロンターレ戦でしっかり勝てれば、ちょっとは進歩しているのかな、という実感がわく」と言う。次の敵地での川崎F戦が、目指す上位進出への試金石となりそうだ。

以上

2010.08.30 Reported by 小林智明(インサイド)
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