1月1日(木)第88回天皇杯決勝 G大阪 vs 柏(14:00KICK OFF/国立)
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日本最古にして最大の大会となる天皇杯で、ついに決勝の舞台に踊り出た柏。選手も語るようにここ最近は成績に恵まれず、めっきり縁のなさが感じられる大会だったものの、今年は今季での退団がすでに決まっている「石崎信弘監督のために」というひとつの想いを胸に、見事に勝ち進みを見せてきた。
今大会では、石崎監督が指導してきた3年間で積み重ねてきたものが結実するかのように、チームは勝負強さを発揮している。初戦となった4回戦の草津戦、5回戦の京都戦ではそれぞれ1対0としぶとく勝利を収め、死闘と呼ぶにふさわしい準々決勝では追いすがる広島を3対2で撃破。そして準決勝ではF東京相手に2対1と劇的な逆転勝利を収めることとなった。
そんなチームのなかでも、フランサと李忠成という、昨季の2枚看板の存在感は傑出している。今季はともに故障の影響で期待された活躍を見せることができたとは言えない両ストライカーだが、年の瀬を迎えて自らの鬱憤を晴らすかのように現在爆発中。フランサは“マジック”を2戦連発で披露し、李は古巣F東京戦で豪快な決勝弾を決めてみせた。
師弟関係のように互いを高め合ってきた彼らの経験は、一朝一夕に消えるものではない。ふたりが描く中央での高いレベルの連携が相手を混乱に陥れ、歪(ひずみ)を生み出していく。当日の起用法は読めないが、予想されるジョーカーとしてピッチに降り立つとき、柏が手にした「勝利の方程式」(山根巌/準決勝・F東京戦)が大会の歴史に刻まれることになるか。
石崎サッカーの集大成は、積極的な守備からの素早い攻め上がり。変わることのないコンセプトをもとに、選手たちはこれまでひたすらに個々人の成長を求めてきた。超人的な反応を見せるGK菅野孝憲を筆頭に、高さの古賀正紘とスピードの小林祐三が補う合うセンターバック、両サイドバックには抜群の身体能力を見せる村上佑介と確かな技術とクレバーさでチームを支える主将・大谷秀和が控える。
中盤ではいぶし銀・山根巌が持ち前のボール奪取力を見せ、今季途中から加入した栗澤僚一は淀みのないパスでチームにリズムを与えた。絶対的スピードと体力でサイドを切り裂く太田圭輔と、切れ味あるドリブルと強引さを併せ持つ菅沼実。退団が決まりながらも淡々と効果的な仕事を続けるアレックスに、キャノンシューターのポポ。そして、バックアップの選手たちは先発陣の穴を埋めてみせる。
ひとつのチームに集った個性溢れるプレーヤーたちと、そんな彼らをまとめてきた石崎監督。もう間もなく最後の幕が上がる。それはいわば、卒業が迫ったひとつのクラスのようなものか。新たなチームでも同じ仲間となる人間がいて、別の道を歩んでいく人間もいる。柏にとって石崎信弘という人間は先生とも呼べる存在であり、いよいよチームはその手を離れようとしている。
常に笑いを欠かさずにチームの雰囲気を作り、優勝したら涙を流すかどうかでも話題を提供している指揮官とともに戦う、最後の大舞台。シーズンの締めくくりに対するは、アジア王者のG大阪。泣いても笑っても、石崎レイソル最後の戦いが、いよいよ始まる。
以上
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