J1昇格プレーオフ準決勝磐田vs山形戦のアディショナルタイム、今季Jリーグで最もインパクトを与えたゴール生まれました。
石川竜也選手が左足で蹴ったボールはニアサイドで合わせたのがGK山岸範宏選手でした。
「(シュートの後はボールは)全く自分では見えていませんでした。ボールがゴールの中で静止している時に見えました。ただ、みんなに潰されていたので、入ったんだなと」と語るように、ファサイドのネットに吸い込まれ歓喜の輪が広がりました。
6月に浦和から期限付き移籍でやってきた山岸選手は「キャリアの中で大きな分岐点だとは思いましたので、悩みましたけれども、自分が成長するための新しい挑戦、自分がひと回り大きくなるための挑戦」という強い覚悟を持って移籍してきました。
「おとなしいチーム」と石崎監督が語るように、それまでなかなか勝ち切れなかったチームに、豊富な経験に裏打ちされた強いメンタリティを注入。秋以降のチームの躍進を支えるとともに、自らのゴールでJ1昇格を手繰り寄せることとなりました。
天皇杯・決勝ではG大阪に敗れ準優勝となりましたが、堂々の戦いぶり大きな称賛が贈られたモンテディオ山形。山岸選手の山形への完全移籍も発表され、来期は戦い舞台をJ1に移し、来年も目が離せません!