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【第94回天皇杯 準決勝 G大阪 vs 清水】試合終了後の各選手コメント(14.11.26)

●宇佐美貴史選手(G大阪)
「(1点目は)ラッキーな点でしたけど、取れたことは大きいと思います。今日はふかす場面も多くなかったし、そういう意味でもフィーリングは良かったですね」
Q:あそこはスリッピーなピッチを計算して低い弾道で?
「そうですね。コースは甘かったですけど、ミスに助けられてという感じでした」
Q:2つめのゴールは素晴らしかったと思いますが?
「GKの位置も良くなかったし、頭上を越して打てば入るなと思いましたが、それも1発目が入ったおかげで、リラックスして良い判断ができるきっかけになったのかなと思いました。それで2つめが生まれたのも大きかったかなと思います」
Q:今日はFWとして自分の価値を証明できたと?
「どんな試合でも点を取ることは気持ちいいことですし、FWには必要なことですし。練習試合でも取れていなかったし、今日は清水のメンバーが大きく代わっていましたが、点が取れたというのは、この先につながるという感覚はあります」

●遠藤保仁選手(G大阪)
「(2点取られて同点にされても)まったく慌てることもなかったですし、冷静に戦うことはできたと思います。1点先に取れば何の問題もないと思ってましたし、もちろん2失点は不用意な、まったくいらない失点だったと思いますけど、ミスは起こりうるものですし、前半のうちにリードして終われたというのは、後半に入る中でメンタル的にも余裕を持って入れたかなと思います」

Q:今日は勝つことが第一だったと思いますが、FW陣に得点が生まれて神戸戦(11/29@万博)に臨めるというのは、ひとつ収穫でしたか?
「前の選手が決めるのがいちばん理想とする形だと思いますし、(宇佐美)貴史もパト(パトリック)もしっかり結果を出しましたし、後から入ったリンスも良いゴールを決めてくれました。彼らは気持ち良く神戸戦に入れると思います」

Q:今日は浦和戦と同じようなメンバーで臨みましたが、そのことに関しては長谷川監督からどのようなメッセージを感じましたか?
「今日は準決勝ですし、天皇杯という大きな大会のファイナルがかかった試合で、メンバーは何人か代わりましたけど、それでも全力でファイナルに行くために戦うというのは当たり前のこと。当たり前のことを当たり前にやっただけなので、特別に相手が清水だとか日程のことも関係なく、ファイナルに行くために良い結果を出せればと思って臨みました。実際に目標を達成できているので、良かったと思います」

●パトリック選手(G大阪)
「僕自身も、競り合って勝つ自信はありましたし、普段からもそういう自信を味方にアピールしています。そうすることによって味方から良いパスが来ますので、もちろん自信を持ってやっています」
Q:宇佐美選手の久しぶりのゴールを2アシストしましたが?
「宇佐美は最近点を取っていなかったので、僕がアシストすることによって彼自身も自信につながりますし、逆に僕たち前線の選手たちの連携がとれているということにもなります。次の試合もタイトルがかかっているので、続けていきたいと思います」

●東口順昭選手(G大阪)
「天候のせいでグラウンドも悪かったし、(清水は)もうちょっとざっくりなサッカーをしてくるのかなと思っていたら、全然そうじゃなかった。最初はバタバタしました」
Q:その中でも今日勝てたということは、リーグ戦にもつながりますか?
「そうですね。監督も今週の2試合が勝負やと言っていたし、ホンマその通りやと思うので、勝ったのはでかいです」
Q:ディフェンス陣でハーフタイムに修正したことは?
「最後の球際のところだけ、しっかり行こうというのを伝えましたが、その他は各々コミュニケーションをとって、守り方についていろいろ話はしていました」

●石毛秀樹選手(清水)
「いつもはタクさん(本田拓也)がアンカーをやってくれて、自分は前で受けることをやっているけど、今日は(水谷)拓磨がどっちかというと前に行って、自分が残り気味のダブルボランチで。自分のほうがロングキックを蹴れるので、そういうふうに拓磨と話してやっていたんですけど、低い位置で受けたときに、前にうまく持ち運びながら、パスコースを探しながらやれていたと思う。細かいパスも入っていたというのはあったんですけど、もうちょっと決定的な1本というのを相手の嫌がる急所に打ち込めれば良かったかなというのはあります」
Q:試合前に、自分はチームを引っぱるような責任感を持ってやりたいと言ってましたが、その面ではいかがでしたか?
「ある程度は責任感を持ってやれていたと思うし、攻撃も守備も自分が真ん中にいるので、自分から始まるという感じで、守備は自分のところでしっかりつぶしに行くということを意識してました。相手の横パスや縦パスを食って、そのままカウンターの第一歩になるシーンも何回かあったし、攻撃でも数多くボールを触れたところは良かったかなと思う」

●長沢駿選手(清水)
「負けている状況でしたけど、復帰できたことは個人的に泣きそうなぐらいうれしかったし、サポーターの方たちもすごく声援を贈ってくれていたのが聞こえてました。やっとこういう日を迎えられたなと思いましたし、本当に長かったですね。周りの人たちに感謝しながらやらなきゃいけないと思いましたし、感謝の気持ちをもっとプレーで表したいと思います」
Q:今日の試合に間に合いましたね。
「そうですね。今週中に間に合ったのは良かったです。これからチームが残留するために、ぶっ倒れるぐらいの気持ちで、死にもの狂いで戦わなければいけないと思っています」
Q:自分の中でプレー的によくできたなと思うところは?
「意外と落ち着いて入れましたし、ボールも収められたところがあったので、そこは良かったと思います。ただ、そこも大事ですけど、やっぱりゴール前でどれだけ相手チームにとってイヤなことができるかというところだと思うので」
Q:空中戦もかなり激しくいってましたね。
「意外と競れる状況だったし、まあまあでしたね。多少不安はありましたけど、そんなことは言ってられないし、試合に入っちゃえば意外とムキになってやれちゃう部分もあるので、そこは気にならなかったです」

●加賀美翔選手(清水)
「きれいなゴールではなかったですが、自分らしいゴールが決められたかなと思います。求められていたことは点を取ることだったので、ターンしたときにはシュートすることを意識していました。チームとしても良いコンビネーションができたかなと思うんですけど、もうちょっと自分を起点にした攻撃ができれば、もっと攻撃の幅がふくらんだかなと思います」
Q:3冠を狙うG大阪と戦ってみて、手応えは?
「手応えは少しは感じましたけど、やっぱり何枚も上手だなと。前から追い込んでいっても、うまくかわされて、どんどん突破されていくという部分で難しいところもありましたし、宇佐美選手やパトリック選手という強力なFWがいて、そこでボールが収まって仕掛けるというところで、G大阪の攻撃陣のすごさを感じました」

●高木善朗選手(清水)
「(自身の)ゴールはいいアピールになったと思いますが、他にもシュートチャンスがあったので、それを決めきれる選手になりたいです。今日は自分より若い選手が多く、攻撃は自分が引っ張り、球際も厳しくいこうと思っていました。いつも練習しているメンバーだったのでコンビネーションはうまくいきました。
ただ、本当に自分たちのミスからこういう結果を招いてしまいましたし、セットプレーとかミスから失点するとやっぱり勝てない。でも、日頃出ていない僕たちが今日こういう戦いをして、出ている人にも刺激にはなったとは思います」
Q:観ていて楽しいサッカーだなと感じましたが、やっている側としてどうでしたか?
「紅白戦とかで合わせたときから、このメンバーでけっこうやりやすい感じでしたし、最初は硬かったですが、本番でもみんな伸び伸びできたかなと思います」

以上
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