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【J2:第42節 札幌 vs 磐田】名波浩監督(磐田)記者会見コメント(14.11.23)

●名波浩監督(磐田):
「立ち上がりからいいリズムでボールが動いていたし、ちょっとスーパーなFKが入ったので、それは切り替えて、前向きにやろうと選手に伝えました。選手も非常にいい前半の戦い方をしてくれました。ただ、枠内シュートが少なかったので、GKを脅かすシーンが少なかったことはちょっと残念です。勝点3を取りに来て、最低限の勝点3だと思っていたので、勝点1は取りこぼした感の方が強いです」

Q:終盤戦で勝ちきれない試合が続いたが?
「時間のない中で、どういう風にフィニッシュの形まで持っていくかという意味では、縦パスの出し入れとか、オープン攻撃、サイド攻撃の重要性とかそういったものをトレーニングの中に取り込みながらやってきたつもりではいます。フィニッシュの精度と言ってしまえばそれまでですし、クロスへの入り方とか、相手をはがすという術、数的有利とか、数的同数をどうはがしていくとか、そういったものをもう少しやらないといけないと。とりわけ枠内シュートはシュートのトレーニングは何度もやっていますが、それでもまだまだこんな感じなので。相手のシュートの方が明らかに枠内に行っていましたし、八田のセービングのシーンが多かったと思いますし、これからの課題になると思います」

Q:プレーオフへ向けて考えていることは?
「自分たちが作ったこのシチュエーションなので、もちろん終わっていませんが、4位なら仕方ないなと。2試合勝ちに行く試合をしなければいけませんし。そんなに日程的に派手に動くわけではないので、移動から休みを含めてゆっくり考えたいと思います」

Q:監督からここまで、ここは植えつけたという部分は?
「仲間を信じようと。自分を信じると共に仲間を信じようということ非常に強く強調してやってきました。言葉使いとか立ち振る舞いという部分では、ちょっとプロらしからぬ態度、トレーニングに向かう姿勢が見えていたのでそこは強調しました。自分がしんどい時、助けが欲しい時にすっと仲間が助けてくれる、そういう状況を作るためにも自分たちの立ち振る舞いと信じる心は大事だとずっと言い続けています」

Q:プレーオフへ向けて、順位が上なので、引き分けでも勝ち上がれますが、難しさもあるか?
「それは、例年、上位が食われているという意味では難しいと思いますが、それもゆっくり考えます」

Q:練習で試していたフェルジナンド選手を上げる形が結果につながった。そのあたり、プレーオフへ向けて出た収穫と課題は?
「収穫は先ほど言ったパワープレーです。今までうちはあまりやったことがありませんが、せっかく強い選手がいるのでそれは使わない手はないだろうということで。本人とちゃんと話をして、トレーニングでやらないことは本番ではやりませんし、トレーニングで手応えを掴んでからので今日のトライでしたが、非常によかったです。それとチームの意志疎通ができていて、みんながそれに向かってやっていたなと。なので前がかりになれたのではないかと。セカンドボールを拾う作業も含めて手応えを感じました。課題は枠内シュートです。勝ちきるという意味では先に点を取るということが課題かもしれませんが、枠内シュートが相手を脅かす、最終ラインを下げさせるという意味でも最も重要になると思います」

Q:先発起用した岡田選手、それから右サイドバックとして起用した駒野選手の評価は。また、2列目の右サイドで起用した松井選手、2列目の左サイドとして起用した松浦選手の評価は。
「岡田に関しては前節の入りもよかったですし、トレーニングの時もボールアプローチとか、それから飛び出しの積極性という部分を出してくれました。駒野を右サイドにしたこと、マツ(松浦拓弥)と(松井)大輔を代えたという部分は戦術的な理由なので言えません」

Q:リーグ戦としては最終節となりました。就任されてからここまでの戦いの評価は?
「個人的には結果は全くもの足りません。自分が想定していた数字に全く届いていませんし、落第もいいところですが、トレーニングを作るシチュエーションとか、選手とのコミュニケーションとか、そういうチームビルディングの中でリスクマネジメントという中で非常に手応えを感じていますし、自分自身もやっていて楽しいという気分を持てています。結果が出ていないことだけがストレスです。あとのストレスはほとんどないです」

Q:これからやっていくことは?
「今いる素材はもう代えようがありませんし、今いる素材で、いきのいい人間たちでどうしていくかということに特化してやっていきたいと思います。もちろん対戦相手の分析を含めてですが。ただ、我々はリアクションサッカーをやるつもりはありません。J2特有の相手のよさを消してうんぬんということは二の次三の次です。自分たちの掲げているサッカーを貫きながら、今日の最後みたいに臨機応変さも持ちながらという柔軟な考え方は常に持ちたいと思います」

Q:今季、リーグ戦は逆転勝利がないまま終わった。プレーオフに向けて少ない時間の中でどう選手たちに投げかけていくか?
「それをハーフタイムに言おうか迷いました。逆転するチームの流れとか雰囲気は試合の中で感じる部分があるので、今日もそんな雰囲気になった気がしましたが、そこをひっくり返せなかったり。千葉戦もそうでしたよね。そこは我々の力のなさでもあります。ただ、交代選手が結果を出すとチームは盛り上がると思いますし、止まっている選手の足もちょっとずつ動き出したりして、それはつながったと思うので、そこはいいところとしてとっておき、逆転する力もつけていきたいと思います」

以上
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