10月22日の全体練習後、本城陸上競技場の会議室でソーシャルメディアの注意点や活用方法などを学ぶSNS研修が開かれた。実例を示しながら教えたのは、Jリーグの新人研修などでも講師を務めている上田大介さん。リアクションも表情も多彩にポイントを説き、参加した柱谷幸一監督や選手たちもリラックスした表情で、メリットもデメリットもあるソーシャルメディアの使い方に聞き入っていた。
上田さんはツイッターなどで不名誉なつぶやきや失態が拡散されてしまった事例を示したり、逆にファンやサポーターを巻き込むことで『私設応援団』を拡大できることなどを紹介。検索回数などからスポーツ選手への注目度が高いことも説明し、選手たちに適切な使用を促した。もっとも、その説明は、飛んだり跳ねたり、突拍子もないような質問をぶつけてあとから関係を示したりと、1時間半ほどにわたってユーモラスなアクションを交えながら劇のように展開。オーディエンスとも言える選手たちも話に引き込まれながら、注意点を頭に叩き込んでいた。
「ソーシャルメディアは必要不可欠なメディアに成長している。明日の自分自身の価値を高めることにも繋がる」と上田さん。サッカーと同じように「楽しむことが大事」だと述べ、「楽しんで、工夫して、巻き込んでいってほしい」と訴えた。
一様に感化された選手たち。山之内優貴選手は「知らないことも多くて役立った。チームのためになることや自分の価値を高めることにも繋げていきたい」と話していた。
北九州でも選手たちがツイッター上で積極的に発信中。選手のアカウントには公式マークが付くようになってきており、フォローする側もなりすましや「ボット」ではなく、選手本人のアカウントをチェックするように心がけたい。
以上
2014.10.22 Reported by 上田真之介