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【J2:第36節 磐田 vs 岐阜】レポート:苦しみながらも磐田が3得点で勝利!岐阜も最後まで粘りを見せた。(14.10.12)

結果的には磐田の勝利となったが、岐阜も終盤に1点を返すなど最後まで攻める姿勢を見せた。

前半に2得点している磐田だが、序盤は岐阜に押される場面もあった。名波浩監督は「立ち上がり10分は相手が何をしてくるかわからないとか、システムが予想通りだったかどうかということも含め、選手たちが様子を見ている感があった」と試合を振り返る。

この試合の最初のシュートは10分の難波宏明のヘディングシュート。これはゴール横に外れたが、その直後に岐阜が決定機を生み出した。18分、高地系治のCKに反応したゴール前の益山司がポスト直撃のヘディングシュート。さらにこのこぼれ球をヘニキが右足で押し込もうとするが、磐田ゴール前の宮崎智彦にかき出され、ゴールはならなかった。

しかし、岐阜に流れが傾きかけたところで磐田が先制。26分、小林祐希のFKに反応したゴール前の前田遼一がヘニキを振り切り、ヘディングシュート。一度は川口能活にタッチされ、シュートはポストに直撃するが、このこぼれ球を松井大輔が頭で確実に押し込んだ。岐阜に先制されてもおかしくない展開ではあったが、磐田がファーストチャンスをゴールに結びつけた。

その後も均衡した展開となったが、35分に磐田に追加点。敵陣で短いパスをつなぎ、最後は松浦拓弥の絶妙なスルーパスを受けた前田遼一が右足でゴール。苦しい時間帯もあったが、エースの得点がチームを楽にした。一方、岐阜・ラモス瑠偉監督は「2点目が全て。2点目が入ると厳しくなると思っていた」と悔やむ。

後半も膠着した展開となったが、どちらかと言えば流れは岐阜。磐田のセンターバック・伊野波雅彦は「ちょっと受け身になってしまった」と語る。後半最初のシュートも岐阜。49分にゴール前のこぼれ球に反応した遠藤純輝が左足でボレーを打つが、これは八田直樹に正面でキャッチされた。磐田も60分に櫻内 渚が際どいクロスを上げるが、ゴール前の前田遼一はタッチできず。さらに67分にはカウンターを仕掛け、最後は小林祐希が左足でシュートを打つが、川口能活にキャッチされた。

後半は互いに決定機を作れないまま迎えた73分、磐田に3点目が生まれる。藤田義明のフィードを受けた前田遼一がゴール左でドリブル。このこぼれ球を松井大輔が右足で押し込んだ。松井は「2点とも(前田)遼一のこぼれ。遼一におごらないといけない」と笑顔。シュート数では岐阜を下回ったが、粘り強く勝利をもぎ取った。試合後、名波浩監督はいくつか修正点を口にしつつも、「負けたゲームの次に勝点3を取れたことはよかった」と勝利の感触を語っている。

一方、敗れた岐阜だが、最後まで攻める姿勢は見せた。0-3となった直後の78分、高地系治のクロスに途中出場・清本拓己が飛び込み、そのこぼれ球を難波宏明がしぶとく押し込み、1-3。試合後、「早い時間で1点返していれば、どうなったかはわからない。攻めに行くという気持ちが次につながる」と語ったのはラモス瑠偉監督。結果的に敗れたが、ゲームを全体的に見れば、悲観する内容ではなかった。

天候にも恵まれ、秋のヤマハスタジアムは過ごしやすい陽気。点差はついたが、最後まで目が離せない好ゲームだった。

以上

2014.10.12 Reported by 南間健治
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