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一覧へ【J1:第25節 F東京 vs 徳島】プレビュー:互いに勝利を求める一戦。手負いのF東京が最下位・徳島とホーム味スタで対戦(14.09.22)
クラブタイ記録のリーグ12試合連続負けなしを続けるJ1リーグ8位のF東京は23日、ホームで同18位に沈む徳島と対戦する。20日に、F東京は川崎Fとの多摩川クラシコに0−0で引き分け、徳島は大宮に0−2で敗れている。中2日での連戦となる、この一戦はタフさが求められる。
F東京MF米本拓司は「(連戦は)相手も同じ。しっかりと回復して臨みたい。勝てていない(リーグ戦4連続引き分け中)ので、落とせない試合になる。勝点3を得るためにも、どんなゴールでもいいので点を取る気持ちが重要になる。その上でアイディアを出していきたい」と語った。
3連敗中の徳島は、3戦連続無得点が続く。残り10試合で残留圏内まで勝点12差をつけられている。ただし、あとがない状況は上位進出を目論むF東京も同じだ。12戦負けなしを続け、前節は4戦ぶりに完封したが、4試合勝ちがない。首位浦和とは勝点14差がつき、来季のAFCチャンピオンズリーグ出場圏内の3位鳥栖までは同8差をつけられている。互いに勝利が必要な試合だ。
両者は前回、5月10日の第13節で対戦し、0−0の引き分けに終わっている。F東京は徳島の粘り強い守備を崩せず、スペースを消されて苦戦を強いられた。徳島は、そこにアドリアーノ、エステバンが加入し、チーム力も上がっている。まずは1点を争う試合展開になるだろう。
DF森重真人は「まず失点をしないことからスタートしたい。このチームはそこから始まったので。そこがうまくいけば、攻撃にもつながる。徳島には前回勝ちきれなかった。彼らよりも泥くさく戦い、試合が終わったときに相手よりも泥くさく戦っていたと言われるようにしたい」と言う。
一方で負傷者が多いF東京だが、またも主力選手にケガ人が出てしまった。FW平山相太に続き、MF三田啓貴が前節・川崎F戦で相手選手のタックルによって左足首に負傷を負った。検査は本日(9/22)の予定だが、マッシモ フィッカデンティ監督は「状態は悪い」と言って首を振った。「まだわからないが、数日間では終わらないケガだ。毎試合、大きなケガが起こっている。タマ(三田)の負傷は大きな損失だ。選択肢は多くないが、まずケガによるサイクルを抜けないと。ここを乗り越えていきたい」
来季トップ昇格が決定しているMF佐々木渉が前節・川崎F戦でベンチ入りするなど、チームはギリギリの戦いを強いられている。だが、秋が深まるとき、ヒリヒリとした場所にいるためにも、F東京はここを落とせない。そして、勝利がほしいのは徳島も同じだ。試合は、あす23日15時、味スタでキックオフする。
以上
2014.09.22 Reported by 馬場康平