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【FUJI XEROX SUPER CUP 広島 vs 横浜FM】樋口靖洋監督(横浜FM)記者会見コメント(14.02.22)

●樋口靖洋監督(横浜FM):
「2014シーズンのスタートをいい形で飾れなかったので非常に残念な思いです。今日の幕開けを楽しみにしてくれていたマリノスのファンの方に申し訳なく思います。ゲームについては正直スコア通りの内容だったかなと思っています。お互いが今日までの4週間で準備をしてきて今日を迎えたわけですが、フィジカルの部分で上げきれていなかったかなというのが正直なところです。もう少し体のキレであるとかいったところが、特に球際などで向こうの方が上回ったかと。練習試合もいくつかやってきたのですが、スピードのある相手となかなかできなかったことが後手に回った要因かと思います。
広島が昨年より全体が前で守備をするという印象を今日は持ちました。これが今シーズンの広島のスタイルで、昨シーズンにプラスされたと思います。そこに特に前半の20分、うちが戸惑って失点して、ピンチが連続したというところで、いいゲームができなかったと思います。
ただ、シーズンが始まったばかりなので、ここから立て直していきたいと思います。今日は新加入選手が3人ほどピッチに立ちましたが彼らのパフォーマンスは評価できるものがあったと思います。このプラスアルファの力は必ず26日のACL、3月2日の開幕にプラスに働くと思います」

Q:試合に向けた準備のなかで、雪による練習試合中止の影響があったのか?関連してドゥトラのコンディションが悪かったなかで他の選択肢は考えなかったのでしょうか?

「雪の影響については、最小限になったと思います。ただ、練習試合が1つ中止になったことで、先週末に1人90分やらせたいと思っていたがそれができずに、先ほどのフィジカル面を上げられなかったことにつながったかもしれません。スピードのある栃木と組んでいたので、それがキャンセルになったのは若干の影響があったと思います。
ドゥトラに関しては、トレーニングのなかで徐々に上がってきていると。もちろん、今日の試合では下平という選択もありましたが、広島の独特のサッカーに対して、うちが昨シーズンもやっていたサッカーの理解度という部分でドゥトラを選択したわけです」

Q:非常に短いスパンで試合が続きますが、次のタイプの異なる相手、アウェイに向けて、変更を加えるとすれば何があるでしょうか?

「まず、今日90分出た選手はコンディションを回復しなければなりません。中3日というのは、僕は幸い回復をして次に向かうことができると思っています。ただこの3日間で上げるということはできませんが、今日90分やったことが一つのフィジカルトレーニングと捉えなければならないと思います。特にカウンターで速い攻めをする相手を経験したというのは、次にプラスになる材料だと思っています。
今度の相手は韓国のパワフルなチームなので、そこにもしっかりとゲームプランをつくって準備したいと思います」

Q:フィジカル面について、どうしても毎年1つずつ年齢を重ねると、厳しい面は全体として出てくると思います。

「年齢はその通りですが、コンディションを上げきれなかったというのは、フィジカル的な負荷が低かったと思っています。特に体のキレを出す部分を対人トレーニングでやったのですが、それが上げきれなかったというのが一番です。もちろん、この時期なのでコンディションのバラつきはありますが、ドゥトラについてもまだまだ上げられる選手だと思います。ただ現時点ではドゥトラに限らず、フィジカルのトレーニングが僕自身のなかで足らなかったという責任を感じています」

Q:藤本淳吾選手と中村俊輔選手との連携について今後の見通しをお願いします。

「タイプも違いますし、ボールを配るテンポも違う選手なので、そこが融合することは十分できると思います。今日も一緒にピッチに立つ時間が90分ありましたが、いくつかの場面で、特に藤本が走り役になる場面をもう少し増やせたと思います。うちがもう少しボールを保持できていれば増えたと思います。逆に後半の最後の方は俊輔が前に残って裏をとるシーンもありましたが、お互いが出し役・受け役というのはできますし、2列目の重要な選択肢の一つだと思っています」

Q:フォワードの選手の軸、今後起用方法について教えてください。

「フォワードの軸というのは、点を取ればいいというのではなく、ゲーム全体の流れをつくる意味で前で収まるとか起点になれるとか、そうした面が必要となります。タイプの違う選手が色々といるので、今日も途中から矢島が入って少し流れが変わったと僕は思っていますし、相手によって使いわけは必要な部分はありますが、フォワードで最低15点は取れる選手が出てきて欲しいと強く願っていますし、そういうチーム作りをしなければいけないと感じています」

Q:フォワードの軸となる選手を決めるということでしょうか?

「もちろん出場時間などはありますが、軸はチームのなかにしっかりとつくりたいと思います」

以上
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