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【2014シーズン始動!】神戸:新体制発表会見でのコメント(選手コメント、質疑応答追加)(14.01.18)

●清水克洋 代表取締役社長:
「みなさんこんばんは。本日は大変お忙しいところ、多数の方にお集りいただきまして誠にありがとうございます。まず、今シーズンJ1という舞台で、この新しい体制を発表させていただけることを心からうれしく思っております。昨シーズンJ1復帰という目標を掲げて1年を戦って参りました。シーズンを戦っていく中で、ファン・サポーターの皆様、スポンサーの皆様、地域の皆様のご支援があって成し遂げられたJ1復帰です。この場をお借りしまして、改めて御礼を申し上げたいと思います。昨シーズンの終わりから、チームにも本社のスタッフにも今シーズンに向けた話をしております。J2からJ1へ復帰したシーズンの中で、クラブにとっても本当に大きなチャレンジのシーズンであり、同時の大きなチャンスのシーズンだと思っております。必ずヴィッセル神戸がこれまでに成し遂げたことのない結果、それはピッチの上でも、ピッチの外でも成し遂げたいと思います。シーズンを通してタイトルの獲得を目指して、チームとして戦ってまいります。また事業の方でもより多くのお客様、より多くのサポーター様がスタジアムに足を運んでいただけるように努力していきたいと思います。今シーズンもどうぞよろしくお願いします。最後にチームスローガンを発表させていただきます。今シーズンのスローガンを“一致団結”ということで定めさせていただきました。トモニイコウという継続して使っておりましたスローガンをベースといたしまして、より一層、昨シーズンを戦い抜いて来た団結力をより深め、チームとしても、社会の様々の方々、神戸皆様とご一緒しながら一つの家族のように、一つの結果を目指していくと。そうしたシーズンにしたいという思いから“一致団結”というスローガンにさせていただきました。今シーズンもどうぞよろしくお願いいたします」

●高橋悠太チーム統括本部長:
「皆さんこんにちは。ヴィッセル神戸の高橋です。清水社長よりお話がありましたように、昨シーズンは最低限の目標である1年でのJ1復帰を、安達監督以下、全てが一丸となって成し遂げることができました。その中で今シーズンに向かうにあたって、クラブの中で一つの大きな決定が下されたと思っております。今年は本当にタイトルを取れるチームを作るために、事業も過去のスポンサーや観客動員を目指すということをクラブから力強く言っていただきました。その上で、だからこそチームも過去最高のチームを作ってほしいと、クラブと話しをしました。文字通り、今年は一致団結をしまして、チームサイドも事業サイドも過去最高のクラブを繕うではないかというようなことで、もちろん昨シーズンよりも、これまででも一番予算を寄せてくれたところもありますし、その期待に応えられるようにこのような補強をしたのがまずポイントだなと思っております。その中で、今シーズンの補強はチームとしても満足できる補強ができたと思っております。今年の強化の中では、本物の選手を集めようということでJ1が決まる前から準備をしてきました。ブラジル人の3選手は皆さんもご存知の通り、実績、経験、キャリア、人間性も含めて申し分のない選手たちです。色んなチームと競合もしていましたが、ヴィッセル神戸を選んでくれたと思っています。それ以外にも名古屋から増川隆洋選手、浦和から高橋峻希選手、京都からチョン ウヨン選手と。本当に実績を含めて申し分のない、J1で戦える、J1にバージョンアップしたヴィッセル神戸を皆さんにお見せできるんじゃないかと思っています。それに加えて、昨年、ユースが日本一になったことですごくいい年だったと思います。その中で昨シーズンは4名のユースからの昇格がありましたけれど、今シーズンも吉丸選手がユースから昇格させていただくことになります。クラブ全体としてユースの育成も含め、若い選手が育ってきていますし、チームの土台という意味でいい連携が取れていると思います。吉丸千種もすぐにトップチームに馴染んでくれると思っています。もう一人、金容輔選手。彼は全国での経験は冬の選手権も含めてなかったのですが、非常にポテンシャルの高い、成長力のある選手だと思っております。特にトップスピードに入った時のプレーは、トップチームでも通用するものがあると思っています。今年、このメンバーで必ずタイトルをという目標で、サポーターの方々の期待に応えられるようなチームにしていきたいと思いますので、今シーズンもよろしくお願いもうしあげます」

●安達亮監督:
「みなさんこんばんは。昨年に続きましてヴィッセル神戸の監督を務めさせていただきます安達亮です。今シーズンはJ1での戦いになりますが、我々ヴィッセル神戸の新しい歴史を作ろうと思っております。それは、初タイトルを本気で取りにいきます。それだけのメンバーも揃えてもらいましたし、昨年J2で苦しみながら築き上げてきたクラブ力をさらに磨きをかけて、初タイトルをなんとか取りたいと思っております。チームはすでに練習をはじめていますが、フラビオコーチの下、非常に軽快な動きをみせ、選手もいい表情でやっていて、この後、沖縄、鹿児島のキャンプと続いて、開幕にはいい状態でチームを作り、なんとしても開幕ダッシュをかけて、いい結果を残し続けて最後には笑えるように努めて行きます。それと昨シーズンに続き、フェアで、誰からも愛されるような、応援されるような。そして見に来てくれたお客さんには夢や感動を与えるような、そういう試合をしていきたい。昨年に引き続き、今日も選手に話しましたが、一発退場に関しては厳しい罰金を課せます。実際に昨年は数名の選手が罰金を払うようになりましたけれど、同じような基準でやっていきたいと思います。昨年のJ2では、フェアプレー賞を換算ポイントのところでは達成することができまして。今シーズンもフェプレー賞の反則ポイントをなんとかクリアできればなぁと思っています。先ほどデータを見たんですが、広島が2年連続でフェアプレー賞を取っていまして。スゴいなと。さらに驚いたのが、反則の数が34試合で330回。1試合平均10回もないわけなんですけど、我々は42試合で443回なので平均すると10ちょっといっちゃたんですけれどね、反則が10回を切る試合というのは本当に少ないんですけれど、改めて広島がスゴいなと思ったのと、その辺のところをチームに落とし込んでいければいいなと思っています。ただ、その中で神戸らしい激しい試合、動きながらの試合っていうのも目指していきたい。選手には厳しく、いろんなことを要求するつもりですが、その辺のところも注目していただければなと思います。あとはもう少しチームの戦術とかをやっていくと思いますが、今ここでどうのこうの言うよりも見に来ていただいて、見てからのお楽しみという感じで、今まで以上の神戸を見せられると思いますので、今年1年ぜひ皆さん注目してヴィッセル神戸を見ていただければと思います。以上です」

●フラビオ フィジカルコーチ:
「こんばんは。4年間、新潟で仕事をしていました。またここに戻ってこられて幸せに思います。ここにいるコーチングスタッフ、選手、社長も言っていましたが、サポーターの方、みなさんが一致団結をして、タイトルが取れるようにしっかりしたチームを作っていきたいと思います。日々努力し、自分が最大限できることを努力して、なんとかこの1年、結果を残せるように頑張っていきたいと思います」

●マルキーニョス選手:
「ここに来られたことは自分にとって本当に大きなことですし、ヴィッセル神戸のユニフォームを着ることも自分にとって大きなこと。所属した全てのクラブで自分がやってきたことを通して、このJリーグが本当に大事なリーグだとわかっています。これからはヴィッセル神戸がタイトルを取れるように頑張っていきたいと思っています」

●シンプリシオ選手:
「こんばんは(日本語で)。
まず何よりも、ここまでに皆さんが話してくれたことが全てだと思いますが、一致団結をすること、その中でも自分たちが個々に持っている責任をしっかり全うすることがまず何よりも大事だと思います。最後まで自分たちの契約にあることをしっかり最大限にやり通し、目標を達成していかないといけないと思います。そういう気持ちを持ってやっていきたいと思います」

●増川隆洋選手:
「名古屋から移籍してきました増川隆洋です。今シーズンは自分が今まで培ってきた経験をチームに生かし、チームの目標である初タイトルに少しでも貢献できるように、みんなと共に頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」

●ペドロ ジュニオール選手:
「皆さん、こんばんは。まず何よりも強化の方々に、日本でプレーさせていただける機会を作ってくれたことに感謝いたします。マルキーニョスが言ったように、監督が言った通りヴィッセル神戸でしっかりタイトルが取れるように頑張っていきたい。必ず自分は最大限の努力をします。そして仲間と助け合って、ヴィッセル神戸のサポーターの皆さんにタイトルをプレゼントしたいと思います。
(日本語で)ありがとうございます」

●チョン ウヨン選手:
「皆さん、こんばんは。チョン ウヨンです。まずヴィッセル神戸に来られてうれしいです。ヴィッセル神戸が今年、タイトルを取れるように自分の力を120%くらい出したいです。ありがとうございます。よろしくお願いします」

●高橋峻希選手:
「皆さん、こんばんは。浦和レッズから完全移籍してきました高橋峻希です。今回、完全移籍ということで僕自身、また一からのスタートということで、練習からチーム内の競争に勝ち、ヴィッセル神戸のタイトル獲得に貢献していきたいと思います。よろしくお願いいたします」

●金容輔選手:
「大阪の興国高校から来ました金容輔です。僕の特長はスピードとドリブルと左利きだと思っているので、そういった特長を生かしてヴィッセル神戸の勝利に貢献できたらなと思います。ありがとうございます」

●吉丸絢梓選手:
「こんばんは。U-18から上がりました吉丸絢梓です。まず自分をプロという舞台でプレーができるようにしてくれたヴィッセルの監督やスタッフ、強化部長に感謝したいと思います。そしてプロとして1日も早く試合に出られるように頑張りたいです。チームの目標であるタイトルを取ることに貢献できるように頑張っていきたいと思います。ありがとうございます」

<以下、質疑応答>
Q:ブラジル人の3選手を含め、新加入選手についてどのような印象をお持ちでしょうか。
●安達亮監督:
「非常にいいと思います。期待しています。これでいいの?(笑)」
Q:ブラジル人の印象もお願いします。
「まずは3選手ともJリーグでのプレー経験がすでにある。それは非常に心強い。環境もよくわかっていますし。アタッカーの2人に関しては…まぁシンプリシオに関してはアタッカーでもありゲームメーカーでもあり、守備的な選手でもあるので、非常にマルチに活躍できる選手だと思っています」

Q:タイトル獲得を目標に挙げましたが、課題や足りないものはありますか?
●安達亮監督:
「まだチーム始動して数日しか経っていない。このメンバーで11対11の試合もしていないので、具体的にはまだこれだっていうのは見当たらないですが。1言えるのは初タイトルになる、チームとしてタイトルを取っていないというのがあるから、足りないというか、そこは気になりますけどね。タイトル争いをした時に、最後にクラブ全体で変なバタバタ感がなければいいなと思います。まぁ、そこへ到達できるかどうかはこれからのトレーニング次第だと思っているので、一つ一つやっていきたいと思います」

Q:それぞれ自分の特徴をお聞かせください。
●マルキーニョス選手:
「Jリーグで長くプレーしてきて、何を言わなくてはいけないかは皆さんもご存じだと思います。ただ、試合に入ったらゴールを決めることに最大限の努力をするだとか、ヴィッセル神戸のために精一杯プレーをすることが大切だと思っております」

●ペドロ ジュニオール選手:
「自分の特徴はスピードです。そして何よりゴールに向かってプレーすること。それはマルキーニョス選手も同じだと思います。ゴールを決めることだったり、最後を任されたアタッカーとしてプレーをするところが自分の特長だと思います」

●シンプリシオ選手:
「何よりも自分の人間性、人格が一番先に来ると思っています。その後は自分が中に入って、中盤を支配したりだとか前を向いてプレーするだとか。まず自分の人格を生かして試合を支配することが、自分の強みになってくると思っています」

●増川隆洋選手:
「僕はどちらかというとバランスをとって、全体の様子を冷静に見ながらプレーをしてきたので、そういうところを勝利にうまくつなげられるように頑張っていきたいと思います」

●高橋峻希選手:
「僕はサイドバックなので、上下動だったりアップダウンなど、攻守の切り替えの部分が強みかなと思います」

●金容輔選手:
「先ほど言いました特徴の中で、スピードでは誰にも負けたくないですし、負けない自信もあります」

●吉丸絢梓選手:
「自分の特長はクロスへの対応だったり、シュートストップだと思います。でも、ユースとプロではスピードだったり精度だったり、違うことがいっぱいあるので、まずはそれに慣れることに集中したいと思います」

●チョン ウヨン選手:
「ビルドアップの時のパス能力であったり、90分間尽きることのない守備能力はアピールポイントだと思います」

Q:舞台がJ1に変わることで、スピードなどいろいろと変わってくる部分があるかと思います。この1年でどういうところが大事になってくるか、去年に築き上げたものの上にどういうものを積上げていきたいとお考えでしょうか?
●安達亮監督:
「J1とJ2の大きな違いは、両方のゴール前の質だと思っています。中盤の戦いよりも、最終的に両方のゴール前、得点と失点のところですね、そこの質が高くなければ、またそこを上げていかないといけないなとは感じているところです」

Q:初タイトルに目標に定められた背景や理由をお聞かせいただけますでしょうか?
●清水克洋 代表取締役社長:
「先ほど冒頭でも少し話させていただいた通り、今シーズンは全体的に重要なシーズンだと強く思っております。一昨年に降格をいたしまして、昨シーズンはなんとかJ1復帰を果たせたわけですけれど、昨シーズンは必ずJ1に復帰するという目標を立ててそれを達成できました。必ず達成すべき目標を達成できたシーズンだったかなと思います。
クラブが今までタイトルを取っていないということが、チームの面でも事業の面でも様々な課題として表れているという認識がございます。そういった意味でJ1に上がってきた今シーズン、勢いをもって戦える、タイトルを目標に戦っていきたいということで、目標にさせていただきました」

以上

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