本日、東京Vのクラブハウスにて新体制発表会見が行われました。出席者のコメントは以下のとおりです。
----------
●羽生英之 代表取締役社長
「みなさんこんにちは。いよいよ新しいシーズンが始まります。毎年早いなぁと思いながら準備をしているのですが、すごくドキドキ、ワクワクした気持ちでいっぱいです。
ヴェルディは多くの人に支えられているクラブです。東京の市民クラブとしてこれから少しずつですが、畑を大きくしながら、みなさまに愛していただけるクラブを目指したいと思います。今までももちろんそうだったのですが、さらに今後は、我々のアカデミーで育った選手を中心に戦うという方向に舵を切っていきたいと思います。もちろんプロフェッショナルな集団ですから、力がなければ上には上がれないわけですし、外部からの選手の力も当然必要です。ただ、その血の濃さをどんどんどんどん濃くしていくという作業は、これからしていきたいと思います。今年アカデミーから昇格してここに並んでいる選手もいますし、以前にアカデミーから昇格して他クラブへの期限付き移籍から帰ってきた選手も何人かいます。彼らがどれだけ力をつけて帰ってきたのかも、すごく楽しみなシーズンです。
また、ヴェルディはたくさんのステークホルダーの方に支えられています。後ほどユニフォームの発表のところで紹介しますが、多くのステークホルダーの方にどれだけ喜んでいただけるか、1年1年が勝負だと思っています。
また決意を新たにして新しい1年に臨もうと思っております。今年もよろしくお願いします」
●三浦泰年監督
「今日はお忙しい中お越しいただいてありがとうございます。
すでに15日から始動しており、昨日は必勝祈願をグラウンドで行いました。チームは、個人の成長なくしては目標に向かっていけません。まずは成長すること。そしてチームとして団結してまとまって、同じ方向を向いて戦うということが非常に大事だと思っています。選手が充実感を持って躍動していく姿をみなさんに見せることができたらうれしいなと思っていますし、私の戦術、戦略、哲学というものを周りに浸透させて、私らしくやっていければと思っております。目標に向かって成長があれば、勝利の確率は上がっていきます。選手と共に努力して、共感し合って、一緒にやっていければうれしいです」
●田村直也選手 ※東京ヴェルディユース出身
「率直にヴェルディに戻ってこられてうれしく思っています。自分の持っているものをもう一度ここに注ぎたいなと思ってやってきました。まだ自分はうまくなれると思っていますし、ここにいる若い選手や経験ある選手と共に、強いクラブにしていきたいと思っています。よろしくお願いします」
●姜成浩選手
「ここ2年間試合に絡めない中で、僕のような選手を必要としてくれたヴェルディというクラブにすごく感謝していますし、地元ということですごく思い入れがあります。『頑張ります、必死になります』と言葉にするよりも、とにかく結果を出すところを見ていてください。しっかりこのチームで戦って、結果を出したいと思っています。今年1年応援してください。よろしくお願いします」
●北脇健慈選手
「小学4年生から高校3年生までヴェルディで育ちました。高校3年の時はトップチームに上がることができずにすごく悔しい思いをしました。まだまだ成長不足だと思いますけど、大学での4年間で少し成長して今回ヴェルディに加入できたと思っています。これで満足せず、今年の目標であるJ1昇格に向けて、チーム一丸となって、自分もチームのために走って、ハードワークして、目標を達成できるように頑張っていきたいと思います」
●畠中槙之輔選手
「プロの世界では得るものしかないと思っているので、1年目からガムシャラに頑張って、チームに貢献できるように頑張ります。よろしくお願いします」
●安西幸輝選手
「小学4年生からヴェルディに育ててもらいました。持ち前の運動量と明るさでチームに貢献したいと思います。よろしくお願いします」
●澤井直人選手
「自分も小学4年生からこのクラブに育ててもらって、自分の大好きなクラブでプロ生活をスタートできて本当にうれしいです。1年目だからとか関係なく、積極的にやっていきたいと思います。応援よろしくお願いします」
●菅嶋弘希選手
「ヴェルディには小学生の時からお世話になっていて、そのトップチームに上がることができて、とてもうれしく思っています。今年はJ1昇格が目標なので、チームに少しでも力になれるように練習から頑張っていきます。応援よろしくお願いしいます」
●高木大輔選手(昨季すでにトップチーム昇格済み)
「昨年は本当に悔しい経験もあり、その中でいろいろと学べることもあったので、その悔しい経験と得たものを活かすのは今年しかないと思います。そういう面では、今年はとにかく試合数だったりゴール数だったり、得点に絡むというところでとにかく数字にこだわって、遠慮せずに積極的にやっていきたいと思っています。今年も応援よろしくお願いします」
<以下、質疑応答>
Q:はっきりと「アカデミーで育った選手を中心に今後戦う」とおっしゃいました。そういう考えに至る経緯などを教えてください。
●羽生英之 代表取締役社長
「もちろん新しい外部からの力が必要ないということを言っているわけではありません。ただ、私がここに来て3年間見てきて、結果的には勝てていないというのが現状です。そういう意味で、もう一度私どものストロングポイントを見つめ直して、そこをより生かすという方向にシフトするのは、もしかしたら結果的には遠回りになるのかもしれませんが、すごく近道かもしれません。今までもそれを信じて、そういう方向でやってきたので、今さら公言する必要もないのかもしれませんが、あえて皆さんの前で宣言させていただきたいなと思って、言わせていただきました」
Q:先ほど、勝つための哲学を選手たちに伝えるとおっしゃいましたが、その中で選手に伝えたい一番重要なポイントはなんですか。
●三浦泰年監督
「もちろん1つではないと思いますし、積み上げていくのが非常に大事になってくるものだと思います。トレーニングを1日1日全力でやることであったり、自分のことだけではなく仲間のことも考える、または仲間を助ける。協調性と堅実性、思いやりというものを選手1人1人が持ち、成長していくというのが私の哲学の1つであります。その中でチームがまとまり団結することによって、難しい試合も勝つ、そして勝利数が増えていくと思っています。あくまでも哲学の1つではありますが、そういうことをベーシックにして戦っていきたいと思います」
以上