●島田亮代表取締役社長：
「本日は誠にお忙しい中お集まりいただきましてありがとうございます。（サポーターも参加できる会見だが）会場に入りきれなかったお客さまもずいぶんいると聞いています。
また、昨シーズンもJ1昇格はなりませんでした。これで4シーズン続けてJ1昇格を果たせなかったわけで、それに関しましては申し訳なく思っています。大変申し訳ございませんでした。もちろん今シーズンはその悔しい思いを何とか果たそうと新しいチームを作ってきています。今年はこれまで以上に地域活動にも力を入れてやっていこうと思っています。選手も含めて市原市・千葉市のホームタウン活動もやっていこうと思っています。
中・長期的な話としては、これまでのチームの反省として根底から代えていかないといけないという進言をいただいて、チームの底上げ、若手を引き上げてチーム内の競争をもたらす。そして競争を通じて戦える集団にしていくという話をしてまいりました。一言で言えばチームの土台づくりをやって生きていると思っていまして、今シーズンも引き続きそういう形で、より戦えるチームを作っていこうと思っています。J1に昇格するだけでなくJ1で上位のチームと戦い、勝つ強いチームを維持することを目標にしています。そして、その強いチームを維持して継続していくことが大切だと思っています。そのためにも生命線である育成のアカデミーに関しても積極的に投資していきたいと思っています。数年後にはJ1の優勝争い、あるいはACLに出場にできるようなチームを目指してチーム作りを図っていきます」

●斉藤和夫テクニカルダイレクター：
「昨シーズン、私がこの職に就いて本当に結果を出さなくてはいけないという中で、チームの土台、底上げを図らないといけないと思いました。昨シーズンは結果を出せず、本当に申し訳なく思っています。だからといってここでやめてしまうと土台づくりの大事な時期を失ってしまうということで、引き続き同じスタッフで戦うということを決めています。現場のコーチングスタッフを信頼して強化を始め、みんながサポートして結果を残したいと思います。
昨シーズンにこの場でお話しさせていただきましたが、千葉がどうしたらいいかというと千葉が一番輝いていた時期を思い出したらいいかなということで、練習すること、競争ベースを作り上げること、戦う姿勢を持って1年間突っ走ることをやってきました。結果は残念ながら出せなかったんですが、今シーズンはその部分をさらにレベルアップして結果を出せるようにやりたいと思います。千葉が目指すサッカーはボールを動かして、みんなでゴールを守り、点を取ることで、それを突き詰めてやっていきたいと思います」

●鈴木淳監督：
「たくさんのサポーター、マスコミの関係者にお集まりいただきましてありがとうございます。昨シーズンの反省になりますが、いいゲームをしながらなかなか勝ちきれず、勝点をなかなか奪えずというゲームが多かったと思います。ただ、私が考えているサッカーを選手は少しずつ理解してきていて、選手とともにいいゲームを数は少なかったかもしれませんが、私が考えるようなゲームが徐々にできてきていると思います。
今シーズンは、選手にも話したのですが、3つのことをやっていきたいと思います。まず1つは選手が個として伸びなくてはいけないと思っています。それはサッカーの技術的なこともそうですが、メンタル的なこと、それから自立するというかサッカー選手としていろんなことを考えてプレーするようになる。それが大切だということです。2つ目はサッカーを楽しまなくちゃいけないということです。サッカーを楽しむということとともに仕事も楽しむ。それが大事だということを話しました。あとは全体のチームの一体感であったり、仕事に対する取り組む姿勢を高めていこうという話をしました。
今シーズンに関しては、目標はJ1昇格で、ここのところは間違いないと思っています。それを選手とともに、スタッフとともに、そしてサポーターとともに取り組んでいきたいと思っています。やるサッカーに関しては昨年を踏襲して、しっかり全員で守備をしてボールを奪ったら速く攻める。それがダメだったらしっかりボールをつないでサイドチェンジをして得点の機会をうかがっていく。そしてスルーパスを多くする。そういうサッカーをやっていきたいと思います。全力で選手とともに皆さんとともにJ1昇格を勝ち取りたいと思います。そういう意味では全体として勝利ということを意識して、チームスローガンにもあったように勝利の追求、それを楽しんでいくというふうにチームを持っていきたいと思っています」

＜新スタッフ、新加入選手の紹介＞
●斉藤和夫テクニカルダイレクター：
「新しく武藤覚コーチに入ってもらいます。それから原正宏くんには昨シーズンまで強化部の中にいてテクニカルなことをやっていましたが、今シーズンからは現場のほうに完全に移りましてテクニカルスタッフという肩書でチームをサポートしてもらいます」

●武藤覚コーチ：
「こんにちは。武藤と申します。今シーズンからジェフユナイテッド千葉のコーチに加わることになりました。監督、コーチをしっかりサポートして、選手とともにチームの目標を達成するために頑張りたいと思います、よろしくお願いします」

●原正宏テクニカルスタッフ：
「今シーズンよりテクニカルスタッフとしてチームをサポートさせていただく原です。よろしくお願いします」

●斉藤和夫テクニカルダイレクター：
「天野貴史選手は横浜Ｆ・マリノスにずっといて青いユニフォームしか着たことがない選手なんですね。ずっとアカデミー育ちで、右サイドのスペシャリストということでガンガン持ち味を発揮してもらいたいなと思っています」
●天野貴史選手：
「皆さん、こんにちは。横浜Ｆ・マリノスから加入しました背番号４番、天野です。ポジションはサイドバックです。自分は攻撃が大好きなので得点やアシストにこだわってＪ１昇格に貢献できるように頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします」

●斉藤和夫テクニカルダイレクター：
「ボランチの補強としまして、横浜Ｆ・マリノスから田代真一選手です。彼も横浜FMのアカデミー出身です。町田に期限付き移籍してストッパーをやったりしていましたけど、僕は彼のインターセプトの能力、ビルドアップといいますかボールを奪ってからの配球、そういうのを考えてボランチ候補として来ていただきました」
●田代真一選手：
「皆さん、こんにちは。横浜Ｆ・マリノスから加入することになりました背番号15番、ボランチの田代真一です。個人としてもチームとしても最高の結果が得られるよう１日１日を大切にして努力したいと思います。今年１年間よろしくお願いします」

●斉藤和夫テクニカルダイレクター：
「ＧＫの高木駿選手は、東京Ｖユースから明治大学に進学、その後川崎Ｆに加入して、今回千葉へ来てもらいました。体は見てのとおりあまり大きくないので（１８１ｃｍ）心配するかもしれないですが、すごくテンポが良くてキックなどの思い切りがいい。明治大学の時に声をかけようかなと思っていたのですが川崎Ｆに行ってしまったという経緯もあります。期待しています」
●高木駿選手：
「こんにちは。川崎フロンターレから来ましたＧＫ、（背番号）24番、高木駿です。千葉に来た理由は３つあって、まず１つはふなっしーが大好きだからです。２つ目がチーバくんがかわいいからです。３つ目がすごく大事なんですけど、僕はピーナッツが大好きで、それですごく小っちゃい頃、僕は顔がこんなふうに細長いのでピーナッツみたいな顔をしていたんです。ピーナッツって呼ばれていたので、こんなところで御縁があるんだと思って。落花生がすごくおいしいらしいんで、いっぱい食べたいと思います。本当に練習場に来てもらえば僕のプレーがわかってもらえると思うので、フクアリのほうにボクを応援しに来てください。よろしくお願いします」

●斉藤和夫テクニカルダイレクター：
「山形から来た中村太亮選手は左サイドのスペシャリストです。ＦＫも持っています。楽しみにしてください」
●中村太亮選手：
「皆さん、こんにちは。モンテディオ山形から加入しました背番号17番、中村太亮です。自分のプレーの特長はドリブルであったり、キックであったり、そういうところを見てほしいです。千葉はすごく魅力のあるチームで、絶対にＪ２にいるクラブじゃないと僕は思っています。なので、今年はみんなと一緒に戦ってぜひＪ１に上がりましょう。よろしくお願いします」

●斉藤和夫テクニカルダイレクター：
「オナイウ阿道選手は埼玉県の正智深谷高校から来ました。高校ではトップ（ＦＷ）をやっていましたけど、彼のポテンシャルは多分いろいろなポジションで生かせると思います。ＦＷでチャレンジ、勝負してもらい、いろいろな経験を積んで大きく育ってほしいです」
●オナイウ阿道選手：
「皆さん、こんにちは。正智深谷高校から来ましたオナイウ阿道です。背番号は19のＦＷです。自分は高校から入って１年目ですが、プロという世界に入るので１年目から結果にこだわって自分のプレーを出していけたらいいなと思っています。少しでも早くみんなに溶け込んで試合に絡んでいきたいので、応援よろしくお願いします」

●斉藤和夫テクニカルダイレクター：
「柏から来てもらうことになった山中亮輔選手は、今、オマーンでＵ−22の国際大会に出ていますので今日は参加できませんでした。その大会では１試合ごとに出場メンバーを替えているよう中で90分フルに戦っているという情報は入って来ています。彼は左利きのスペシャリストで、千葉が苦労していた部分は、山中選手・中村選手の加入でかなりアップできるんじゃないかなと思っています」

＜モデルとして登場＞
●森本貴幸選手：（ユニフォーム着用モデル）
「こんにちは。森本貴幸です。（昨季は坊主頭だったのが）髪の毛が生えているから、会場のサポーターからは『誰だ？』って感じがしていました。ちょっとわからなかったと思うんですけど、今年もよろしくお願いします。Ｊ１に上がれるようにみんなで頑張っていきましょう。よろしくお願いします」

●岡本昌弘選手：（チームのオフィシャルスーツ着用モデル）
「こんにちは、岡本です。スーツを着た感想ですか？　ま、ぴったりアスリートの体形にフィットしている感じです（＝スーツの説明のまま）。今シーズンはしっかりとゴールを守って点を取られないように頑張ります。みんなでＪ１に上がれるように全力で頑張りますので、応援よろしくお願いします」

※質疑応答につづく