●城福浩監督(甲府):
「選手は、よく闘ってくれました。広島まで来てくれたサポーターと選手に感謝しています。試合内容、そしてPK戦も含めて、私から何も言うことはありません。選手とサポーター、彼らに感謝するだけです」
Q:(延長に入って三幸を投入し)DFラインにマルキーニョス・パラナ選手を入れたのは、点を取ることを意識させたからか?
「そうです。我々はPK戦を狙っていたわけではありません。90分、あるいは120分で決着をつけたかった。攻撃を意識した交代です」
Q:3人の交代の意図は?
「先ほども申し上げたように、全体的には攻撃を意識してカードは切りました。ただパトリックは、コンディションに問題を抱えていましたし、投入して果たして機能するのかという点も含め、『賭け』でしたね。最終的にうまくいったとは言い難いですが、こうやって失点しなかったことについては、今年やってきたことが貫けた成果。あわよくば得点をとりたかったのですが、PK戦にもつれこんだのは(内容と比較して)アンフェアではないと思っています。PKでは、どちらが勝ってもおかしくない。選手たちとサポーターと共に、もう一つ上のステージで闘えなかったのは、自分自身の力の無さです」
Q:来季に向けて。
「まだ試合が終わったばかりで……。ただ、試合前に選手たちに言ったことが全てです。昨年、甲府がJ1昇格を果たすとは誰も思わなかったはずだけど、我々は昇格した。今年も降格候補と言われたけれど、その予想を覆した。来季もきっと、今年と同じような(甲府は降格候補だと)予想されると思います。しかし、そこを覆すことも甲府らしさ。我々には積み上げてきたものがある。(来季)15位では終わらない。そんな強い決意を持って、来季に挑みたい」
以上