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【J2:第42節 福岡 vs 岡山】マリヤンプシュニク監督(福岡)記者会見コメント(13.11.24)

●マリヤンプシュニク監督(福岡):
「みなさん、こんにちは。今日のような良い試合でシーズンを終えられることを、非常に幸せに思っています。もちろん、勝利したことが、その大きな理由のひとつです。最初の30分間、我々は非常にいい試合をしました。あれが我々が来シーズン目指していきたいサッカーです。いいゴールが生まれました。2点目に関しては少しラッキーな部分もありしたが、今年、ツキが無いことが多かったので、たまにはこのようなツキがあるのもいいものだと思っています。ただそれ以上に幸せを感じ、満足している部分があります。それは、多くの観客の方たちに、スタジアムにお越しいただいたことです。とても素晴らしいことでした。我々は、来年、大きなチャレンジをすることになりますが、このような素晴らしいサポートを受けたことで、皆さんが、これからも良いエネルギーを我々に与えてくれるのではないかと、将来に向けての希望がわいています。年間を通してスタジアムに来てくださった方はもちろん、今日、スタジアムにお越しいただいた観客の皆さん、大塚社長、アビスパの役員の皆さん、スポンサーの方、そして、我々の試合に関わってくださっているスタッフ、様々な関係者の皆さんに感謝したいと思います。特に、年間を通してハードワークしてくれた、私のコーチとスタッフには感謝の気持ちでいっぱいです。そして最後に、私の選手たちにありがとうと言いたいと思います。シーズンの途中には上手くいかないこともありました。けれど、彼らはハードにトライし続けてくれました。来年も同じようにトライし続けてくれるものだと思っています。そして、来年も、また違った形での変化が生まれると信じています。ただし、皆さんがご存じの通り、クラブは厳しい経営状況にあります。ですから、来シーズンに関して、私はここで大きな成果を約束することはできません。J1、J1と型通りの目標をあげることもありません。来年は育成の年、そして成長の年だと私は考えています。だからと言って、私に野心がないわけではありません。選手たちも大きな野心にあふれています。ただ、我々は現実的な面も見ていかなければならないのです。ステップ バイ ステップで進んでいきたいと思っています。ですから、我々を助けてください。メディアの皆さんは、サッカー業界の中でとても大切な役割を担っています。我々のパフォーマンスが悪い時には批判をしてください。でも、今日のような試合があった時には、我々の事をポジティブに取り扱って、スタジアムに多くの観客が足を運ぶことになる活性剤になってください。今日のふたつのゴールは19歳の選手から生まれました。彼らは我々アビスパの将来を担ってくれる選手なのです。そして、我々はすべてをかけてアビスパを強くしていきたいです。ですから、九州の高校、大学のサッカー部の監督、そのほかの九州のサッカー関係者の方たちと力を合わせて九州を代表するアビスパを作っていきたいです。福岡は九州の首都のような存在です。もっとも大きな街であり、経済力があります。だから、将来、J1のチームがここにあるべきだと私は信じています。その目標を達成するために一緒に力を合わせて頑張っていきましょう」

Q:三島選手のゴールが生まれる前のプレーで、中原選手がオ チャンヒョン選手にパスを出した場面で、監督が不満そうな態度をされていたのが印象に残っているのですが、あのパス自体は満足されるものではなかったのでしょうか?
「中原選手が、オ選手にパスを出した時に、私は逆サイドに振った方がいいのではないかとイメージしていました。ところが、私のイメージとは裏腹に、ボールは三島選手にわたり、ラッキーな形ではありましたが、強いクロスボールが ゴールに吸い込まれて行きました。もちろん、そういう形でゴールが生まれるのも全然アリですし、私自身にとっても、ゴールが生まれるということが最も幸せなことです。その時の表情や、表現は違ったもののように見えたでしょうが、それ以降の場面に関しては、なんとも思っていないばかりか、うれしく思っています。私も血と肉でできた人間です。そして長い時間仕事をしています。私は仕事に関する運動量が多いので、当然、中にはミスもあります。私のミスがゴールにつながるのであれば、私は積極的にミスを作っていきたいと思います」

Q:ふたつお聞かせください。まず、夏までは6位以内を捉えられる位置にいながら、その後、後退してしまった理由です。ふたつめは育成についてです。来年は育成中心ということでしたが、現時点で具体的に考えていることがあれば教えてください。
「まず最初に、2番目の質問にお答えしようと思います。皆さんも、我々が変化を遂げて去年とは違うチームになったことをご覧になったと思います。我々のチームには、J1で活躍するような、あるいはJ1のスター選手になれるような選手はいません。その代わり、三島、金森、中原、パク、牛之濱など若い選手が成長してきました。ですから、彼らのような選手を九州の中から、もっと、もっと探していきたいと思っています。そして若い選手たちにチャンスを与えていこうと思います。さらに、クラブの経営状況が改善できれば、九州圏外からも良い選手を獲得し、もっと強いチームを作ろうと思います。そのためには時間とお金が必要です。ただし、お金はすべてではありません。我々のプランと計画を実行することができるオーガナイズされた組織があれば、それは可能だと考えています。次に最初の質問についてです。私が福岡に来た当初はチーム状況は良かったのですが、9月は我々にとって非常に厳しい時期でした。でも私たちだけではなく、メディアの皆さんや、ファン、サポーターの皆さんの方が、もっと苦しい気持ちでいたことだと思います。今年の状況でいえば、ガンバ大阪と神戸に対して互角で戦えるチームはJ2の中には見当たらず、残りのチームで3位から6位までをあらそうという非常に難しいリーグになっていたからです。その中で、長崎さんは今シーズンのビッグサプライズで、素晴らしいシーズンを送りましたが、来シーズンの我々は、もっと素晴らしいシーズンにすることができると信じています。そのためには、もっともっと汗をかかなくてはいけませんし、ハードワークをしていかなければなりません」

以上
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